原文入力:2010-08-10午後08:18:23(1498字)
キム・テホ, イ・ジェオ 前面に出したMBに事実上 排除された
キム・ムソン,チン・ヨン 離脱後に続きユ・ジョンボク入閣に当惑
側近ら 朴槿恵に "ビジョン提示など積極歩み" 注文
ソン・ヨンチョル記者
←朴槿恵前代表
8・8改閣を眺めるハンナラ党親朴槿恵陣営の大方の反応は怒りだが、裏面には当惑感と危機感も深く垂れこめている。親パク系が感じる危機の根は2種類だ。李明博大統領がパク前代表を放棄または排除するという意志が明らかになったという点と、パク前代表と近距離にいた人物の相次ぐ‘離脱’だ。
親パク系のある再選議員は 「まさかと思ったが、ここまで(パク前代表を圧迫)するとは本当に虚しくて情けない」と話した。40代キム・テホ総理候補者指名とパク前代表と対称点にいるイ・ジェオ特任長官候補者指名に関連してした話だ。イ大統領とパク前代表の会合論議が進行中の状況で‘朴槿恵(写真)排除用後継管理構図’と解釈される人事が発表されたという点で、親パク系の当惑感がより一層大きい。ある親パク初当選議員は「今更言うことではないが、イ大統領が朴槿恵対抗馬を育てるという意志が繰り返し確認されたことは、パク前代表の大統領選挙街道に大きな暗礁とならざるを得ない」と憂慮した。また別の参謀は「現職大統領が特定の候補になるようにはできないが、駄目にすることはできるという政界の格言を一度考えてみなければならない」と話した。
パク前代表と非常に近かった人物が一人二人とそばを離れたことも朴槿恵派議員らの危機感を高めている。パク前代表の明確な意中が確認されなかったユ・ジョンボク議員の入閣が代表的だ。秘書室長格のユ議員の入閣に対してはパク前代表の最側近たちでさえ「状況がよく分からない」といぶかしがるほどだ。先立って派閥座長の役割をしたキム・ムソン院内代表が離脱し、パク前代表の初期秘書室長をしたチン・ヨン議員もパク前代表が直接反対討論に出た世宗市修正案に賛成票を投じたことにより事実上 親パク領域を離れた。こういう状況を巡りある再選議員は「ますます包囲され枯死するのではないかという雰囲気がなくはない」と危機意識を表わした。
このためにパク前代表がもう少し積極的な歩みを見せるべきだという注文が出ている。ある嶺南地域議員は「イ大統領がどうしようがパク前代表も関係改善に立ち向かう姿を見せるべきで、離脱した親パク議員も取りまとめなければならない」と話した。パク前代表が大統領候補として国民に明らかなビジョンと政策を示すべきだという声もある。ある首都圏議員は「パク前代表は勢力拡大よりは自身が持つブランド パワーで勝負するしかない」として「最近重点を置いている福祉の部分の政策を具体的に国民に投げるなど対外活動を広げスキンシップを広げなければならない」と話した。
しかしパク前代表が直ちに既存の歩みを変えることはなさそうだ。パク前代表のスポークスマン格であるイ・ジョンヒョン議員は「パク前代表の歩みは変わらない」と話した。ソ・ビョンス議員も「パク前代表は自身の考え通りにじわじわ活動するだろう」 として 「大統領選挙走者は大統領が育てようとしても育てられるものではなく、すでにこういう状況は十分に予測できる状況だった」と話した。
ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/434440.html 訳J.S