原文入力:2010-08-10午後10:25:22(1423字)
過度露出・暴行場面など載せられ…グーグル側から先に‘自白’
データ 米国サーバーに保管…押収捜索 成果なさそう
ク・ポングォン記者
グーグルコリア 押収捜索
個人情報侵害疑惑を買っているグーグルの‘ストリートビュー’はインターネット上の地図で実際に通りの姿を写真で見せるもので、‘グーグルアース’とともにグーグルの代表的な位置基盤サービスだ。一度も行ったことのない世界主要都市の通りの実際の姿をインターネットで便利に確認することができる。国内ではダウムコミュニケーションがこれと類似の‘ダウム ロードビュー’を出し人気を呼んでいる。
現在のグーグル ストリートビューは米国とドイツ、カナダなどの主要都市の通りの情報をすでに提供しており、サービス準備中の所まで含めれば対象は30余ヶ国に及ぶ。グーグルは国内サービスのために昨年10月から特殊カメラを装着した車両を持ちこみソウルの通り写真を撮ってきた。
ストリートビュー サービスは初期から個人情報侵害論難を呼び起こした。世界主要都市の実際の通りの写真を撮りサービスしているが、自動で撮影された数多くの通りの写真の中には私生活をそのまま露出する写真が濾過されずに出てくるためだ。ストリートビューには身体を過多露出させた人々や暴行場面、セックスショップから出てくる人の姿など、敏感な場面もそのまま見せ問題になっており、グーグルが遅れてこれらの場面を削除する前にインターネットを通じて素早く拡散した。
今回国内で問題になったストリートビューの個人情報侵害論難は事実グーグルの‘自白’から始まった。去る5月、グーグルは 「ストリートビュー用情報収集過程で意図しなかった通信内容が収集された」と自ら明らかにし、ドイツ、米国、英国、チェコなど多くの国で問題になった。グーグルが収集した情報には無線ランの装着されたノートブックやスマートフォンを通じてウェブサイトを訪問した記録やメッセンジャーとEメールなどの内容が含まれていたことが分かった。
放送通信委員会も去る6月からこの問題についてグーグルコリアと協議を行ってきた状況だ。放送通信委員会関係者は「グーグルが収集した情報に接近できず具体的にどんな内容が含まれているかを把握しようと考えている段階」として「グーグルコリア側が本社サーバーと連結されたオンラインでデータを確認することを提案している」と明らかにした。グーグルコリア側は「意図しなかった情報が含まれたことを自ら明らかにし、以後直ちに製作を中断した」として「故意性がなく商業的に利用することもなく大きい問題にはならないと見る」と話した。
グーグルはストリートビュー サービスのために30余ヶ国の情報を収集する過程で、類似の問題にぶつかり該当地域の情報保護当局と協議しているが、捜査当局が押収捜索に出た国は韓国が唯一だ。グーグルはストリートビュー関連データを国内ではなく米国本社サーバーに保管しており、警察の今回の押収捜索はこれと言った成果がないものと推定される。
ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/434459.html 訳J.S