原文入力:2010-08-03午後06:32:00(954字)
人工でむやみに掘り返される4大河川
カン・ジェフン記者
←川から掘りおこした高さ数十メートルの砂山に農耕地は埋もれ住宅は取り払われている。(2010年5月29日漢江、驪州 近隣)
4大河川工事が真っ最中だ。 完全だった川を‘死んだ’と宣言し、川底を掘りおこしコンクリート ダム作りに入り1年にもならないのに川が深いうめき声をあげている。あー、川は本来生きていたのだ。洛東江の砂は魚と鳥にとって生命だったし、川岸の人々には暮らしの根拠地だった。工事の手が付けられなかった蟾津江は生きている川の姿を生き生きと見せている。4大河川事業はこういう自然の姿を凶悪に変えつつある。浚渫船とフォークレーンで川底を暴き、そこから吸い上げた砂で今度は農地を覆ってしまう。川を横切るコンクリート ダムはまた何の用途で使われるのか。数万年の間‘自然’だった川を2年で‘人工’にしてしまうこの暴力を、子供たちと子孫にどのように説明できるだろうか? 皆、自然が良いというにも関わらず、人工がもっと良いというごり押しに仕方なく引きずられて行く私たち皆はこの時代の罪人ではないか。
写真・文 キム・ヨガン/読者
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原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/433319.html 訳J.S