原文入力:2010-08-03午前09:55:20(1085字)
カイスト ソン・テホ教授 主張
"推進体 後方温度 変化ない"
クォン・ヒョクチョル記者
去る5月20日、天安艦民軍合同調査団(合調団)が北韓の所業であることを裏付ける決定的証拠物として提示した魚雷推進体後部に書かれた‘1番’文字が爆発当時の高温に燃えずに残っている可能性に対する論難が2ヶ月を超え続いている中で、推進体後方の温度は変化がなく文字が残るのが当然だという主張が出てきた。
ソン・テホ韓国科学技術院(カイスト)機械工学科教授は2日、国防部定例ブリーフィングに出てきて「計算をしてみると魚雷に水が入ることを防ぐ50㎜隔壁円形鉄板の裏面に1番という文字が書いてあるので、その部分の温度が(爆発にも)初期の温度からただの0.1℃も上がらない」と主張した。
温度変化が微々たる原因についてソン教授は、 「隔壁ディスク前面の熱が裏面まで伝えられる時間が数分程かかるが、実際に反応が起きる時間は1秒にもならない短時間に起きるので、前の熱が全く後に伝えられなかった」と説明した。ソン教授は「極端な場合としても、魚雷推進部の温度はせいぜい20℃ 以内の幅で上昇しペイントあるいはその上の文字が熱損傷を受ける可能性は全くない」と話した。
ソン教授は関連研究報告書をカイスト熱伝達研究室ホームページにのせた後、討議を歓迎するという見解を明らかにし、天安艦と魚雷残骸に現れた色々な現象に対する該当専門家たちの討議につながるか注目される。
先立って合調団が出した魚雷が天安艦を爆発させたのなら、途方もない爆発熱を受けたはずなのに、どうして青色インクで魚雷推進部に書かれた‘1番’文字が残っているのかという問題提起が続いた経緯がある。
去る5月末、イ・スンホン米国バージニア大教授(物理学)は‘1番’文字と関連して「250㎏の爆薬量から発散されるエネルギー量に基づき簡単な計算をしてみれば、爆発直後に魚雷の推進後部の温度は簡単に350℃ あるいは1000℃ 以上までも上がる。このような温度で有機マーカーペンのインクは焼けてしまうことになる」と主張した。マーカーペンの主要成分であるキシレンとトルエン、アルコールの沸点は全て150℃にならない点を勘案する時、魚雷爆発後にマーカーペン跡が残っていることはありえないということだ。
クォン・ヒョクチョル記者
原文: 訳J.S