原文入力:2010-07-30午後09:56:50(1683字)
公資委、光州・慶南銀行は分離売却するよう議決
来年上半期までに完了…ハナ・KB 引き受けに出る模様
チェ・ヘジョン記者
←ミン・サンギ公的資金管理委員会共同委員長が30日午前、ソウル、汝矣島の金融監督院で公的資金管理委員会全体会議を終えた後、ウリ金融民営化方案を発表している。 カン・ジェフン先任記者 khan@hani.co.kr
政府が来年上半期までにウリ金融持株会社を民営化することにした。公的資金投入で事実上国有化され10年ぶりに民間領域に戻ることになるわけだ。公的資金管理委員会(公資委)は30日、ウリ金融持株会社の子会社である慶南・光州銀行を分離売却し、ウリ金融持株会社は一定持分を売却または合併する内容を骨格とする‘ウリ金融民営化方案’を発表した。
■ 10年ぶりに‘市場の中へ’
去る2001年4月に設立されたウリ金融持株会社は不良に苦しんだハンビット銀行(商業銀行+韓一銀行)と平和銀行、光州銀行、慶南銀行などが1つに括られスタートした会社だ。政府が当時、公的資金13兆ウォンを投じ100%持分を持つこととし、その後に株式市場に投資家らを相手に‘ブロックセール’(一定持分をまとめて売却すること)等を経た今でも政府(預金保険公社)が56.97%の持分で大株主だ。クォン・ヒョクセ金融委員会副委員長は「ウリ金融の民営化が成功すれば、公的資金が投入されたすべての銀行の民営化が終えられる」と評価した。
公資委は‘一定水準以上’の持分を売却したり、他の金融持株社などと合併する方案を推進することにした。ウリ金融が100%持分を持っている慶南銀行と光州銀行など地方銀行系列会社は分離売却するものの、各々‘50%+1株’以上の持分を売るなり合併する方式を推進することにした。分離売却が議論されたウリ投資証券は、ウリ金融とまとめて売ることに決めた。ミン・サンギ公的資金管理委員長は「金融産業の発展と競争力を高めるために、民間に経営権を渡さなければならないという共感があった」と説明した。政府は来年上半期の売却完了を目標に、来週にも売却主管社の選定を始め本格的な売却手続きに入る。
←ウリ金融グループ持株現況/ウリ金融持株会社 民営化推進 日程■誰のふところに抱かれるか
現在、ウリ金融の引き受けに最も積極的な所はハナ金融持株だ。ハナ金融の総資産は196兆ウォンで、ウリ金融のような大型金融会社を取得せずには資産300兆ウォンを越えるKB金融や新韓金融と対抗することができないと見ている。ハナ金融側はウリ金融の政府持分を取得する場合、7兆ウォンに近い資金が必要なだけに、持分を引き受けるよりは株式対等交換方式の合併を好んでいる。しかし、株式対等交換を通じた合併は政府がすぐに公的資金を回収するのではなく‘公的資金回収極大化’という売却原則に合わないことが問題だ。その上、キム・スンユ ハナ金融会長が李明博大統領と高麗大経営学科同期同窓で近い仲として知られていて特恵是非もふくらみかねない。
また他の引き受け候補として議論される所はKB金融グループだ。オ・ユンデ会長が不用意に‘メガバンク論’を掲げたとはいえ、内外の反発にぶつかり当分引き受け・合併(M&A)は推進しないと宣言したが、内部事情が安定すればKB金融はいつでも引き受け戦に飛び込む可能性があるというのが金融界の観測だ。チョン・ソンイン弘益大教授は「国内外投資家の全てを相手に経営権プレミアムまで得て最大限の売却利益を上げる回収原則が守られなければならない」とし 「株式対等交換などの合併が継続議論されているのは特定会社にウリ金融を渡そうとする意図と読むことができる」と指摘した。
チェ・ヘジョン記者 idun@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/432871.html 訳J.S