原文入力:2010-07-30午前08:25:53(1184字)
審議延期して…私学紛争調停委と特別小委を開く事に
推薦権持つ3主体中 旧財団のみ名簿提出
教育科学技術部は尚志大正理事選任問題を最終決定する30日の私学紛争調停委員会(私紛委)本会議に教科部が推薦権を持った2人の正理事候補名簿を提出しないことにしたと29日明らかにした。
教科部関係者はこの日 「教科部推薦持分の候補名簿はひとまず30日に開かれる私紛委には提出せず、検討を継続する予定」とし「私紛委議論が学校正常化に役に立つ側に進行すれば、その時になって決める」と話した。
教科部とともに正理事2人の推薦権を持っている尚志大側も候補名簿を提出しない方針であるため、私紛委には旧財団側が推薦した5人の正理事候補名簿だけが提出されるものと見られる。私紛委は去る4月29日、定員9人の尚志大の正理事を旧財団(5人),尚志大学内構成員(2人),教科部(2人)が各々推薦した人々で構成することに決めた経緯がある。
これに伴い、30日に開かれる私紛委本会議で尚志大正理事選任と関連した案件を議論することは難しいという展望が出てきている。ある私紛委員は「推薦権を持った3主体の内、旧財団側だけが候補名簿を提出した状況であり、この案件を審議することは適切でない」と話した。
また、教科部は30日の本会議に先立ち、尚志大関連案件を取り扱う特別小委員会を再度開催する事で私紛委との協議を終えた。特別小委に参加するある私紛委員は 「色々問題があるので、尚志大関連審議を延期することで整理されると見る」と話した。また別の私紛委員も 「特別小委の決定を本会議で拒否することは難しい」として「教科部が尚志大問題解決のために調整に出たと見られる」と話した。
これに対しシム・サンヨン尚志大教授協議会対外協力委員長は「私紛委の決定が教科部の意志でないことを明確にするには、教科部持分だけでなく旧財団側推薦名簿も提出しないことが正しい」と主張した。
現在の私紛委員らの間では旧財団側が5人の正理事候補を単数推薦したことに対し否定的な雰囲気が強いと知らされた。ある私紛委員は 「候補を複数で推薦するのが慣例なのに、5人の推薦権を持った旧財団側がぴったり5人だけ推薦したことは私紛委の審議権を侵害したこと」とし「こういう問題提起をする私紛委員がいる場合、30日には決定されにくいと見る」と話した。他の私紛委員も「単数推薦をしたことは大きな問題として候補名簿を再提出するよう要求するだろう」と明らかにした。
チン・ミョンソン記者 torani@hani.co.kr
原文: 訳J.S