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原文入力:2009-01-30午後10:39:02
外国人 株式売り越し 影響大…11年ぶりに経常赤字

チョン・ナムギ記者

昨年一年で509億ドルの資金が国内から流出したことが分かった。またエネルギー関連の貿易赤字が1千億ドルを越え経常収支は外国為替危機以後11年ぶりに赤字に転換した。
30日韓国銀行が発表した‘2008年国際収支動向(暫定)’によれば、昨年経常収支は64億1千万ドルの赤字と集計された。年間経常収支が赤字になったのは1997年の82億9千万ドルの赤字以来初めてだ。昨年12月の経常収支は8億6千万ドルの黒字だった。10月の47億5千万ドル,11月の19億ドルに続き3ヶ月連続で黒字を出したが、その規模は前月と比べて大幅に減った。

特に昨年は原油・ガス・石炭などエネルギー類輸入が1409億ドルに達しエネルギー類商品収支だけで1030億8千万ドルの赤字を出した。エネルギー類の赤字は国際原油価格上昇により2006年647億ドル,2007年704億ドルなどと大きく増加してきた。

資本収支は国際金融危機が発生し、509億3千万ドルの資金純流出を記録し1980年関連統計作成以後、史上最大の純流出を示した。対外変数に振り回されるほかない国内資本市場のぜい弱性をそのまま示す内容だ。資本収支は2001年に33億9千万ドルの純流出を記録した以後、最近6年間は連続黒字だった。

外国人による株式売却の急増で証券投資収支が153億7千万ドルの純流出を示したのが大きな影響を及ぼした。外国人は国内から何と412億ドルもの株式投資資金を回収していった。為替レート急騰で派生商品収支も143億3千万ドルという記録的な純流出(損失)を見た。韓銀関係者は「オプション,スワップなど通貨関連派生商品損失が大規模に発生し収支が悪化した」と説明した。これまで派生商品収支純流出は1998年の6億5千万ドルが最大であった。

この他に国内銀行の外貨借入れ金償還などでその他投資収支でも106億ドルの純流出を記録し、直接投資収支も105億9千万ドルの純流出と集計された。

チョン・ナムギ選任記者jnamki＠hani.co.kr