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父親亡くし膝重傷なのに拘束令状

登録:2009-01-31 08:53

原文入力:2009-01-30午後10:21:11
[検察,撤去民委員長 逮捕 無理手]
医者たち “骨・軟骨砕ける一歩直前”

キム・ナムイル記者チェ・ヒョンジュン記者

検察が ‘龍山撤去民惨事’ 当時、重傷を負ったイ・チュンヨン(37) ‘龍山4区域商店街工事撤去民対策委員会’委員長を拘束したことについて行き過ぎだという指摘が出ている。相当期間の治療が必要な状態なのに加え、父親イ・サンニム(71)氏は望楼で亡くなりイ氏は現在喪中でもある。イ氏は脚にギブスをして患者服を着たままソウル拘置所に収監された。

イ氏は当時、火を避けて望楼4階から飛び降り右側膝靭帯が破裂し軟骨と膝骨をひどく負傷した。また熱い有毒ガスを吸い込んだために気道を傷め二日間集中治療室に入院し、去る28日逮捕直前まで薬品治療を受けていた。対策委側は「膝負傷が重いのに検察が呼吸器側医師の意見だけを参考にしてイ氏を連行した」と主張した。

龍山中央大病院整形外科主治医は「イ氏の右側膝軟骨と骨が砕ける一歩直前であり4週間の療養が必要だ」という所見を出した。人道主義実践医師協議会所属医師のイ・サンユン氏も去る28日イ氏が逮捕された後「手術が必要か判断するために入院しなければならない。4週ぐらいの治療が必要だ」と話した。

検察は他の拘束者らとの‘公平性’ためだと説明した。検察関係者は「父親が亡くなった事情などを考慮し令状請求可否について悩んだ」として「だが人が5人も亡くなった重大事案でイ氏の指示を受けた5人はすでに拘束されたのに、令状を請求しなければ公平性に合わないと判断した」と話した。捜査本部長のチョン・ビョンドゥ ソウル中央地検1次長はイ氏の拘束令状発給に先立ち「病院でのイ氏の退院指示書発給を確認して逮捕した。拘束捜査に十分に耐えられる程度の状況だと思う」と話した。

一方、警察は国立科学捜査研究所に撤去民らがパチンコに入れて使ったというゴルフボールと鉄球,火炎瓶の破壊力実験を依頼し撤去民らの暴力性を浮き彫りにしようと努める姿を見せている。国立科学捜査研究所関係者は「警察が現場から除去したと見られるパチンコと共に鉄球,ビー玉,ゴルフボール各々100ヶ,火炎瓶20ヶ,レンガ20ヶを持ってきて実験を依頼した」として「結果は来月2日頃出るだろう」と話した。

キム・ナムイル,チェ・ヒョンジュン記者namfic@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/336039.html

原文: 訳J.S