原文入力:2010-07-23午後08:25:42(1317字)
国内信用評価社‘韓信情’、等級算定の際に考慮
金融当局 解約督励に従えば 不覚を取ることも
キム・スホン記者
←休眠クレジットカード数と比重推移
会社員キム・某氏は10年前に作ったが全く使わない‘休眠クレジットカード’を最近解約しようとして考え直した。休眠カードを解約すれば個人信用等級が下がるという話を聞いたためだ。
1年以上にわたって使用実績がない休眠カードが2007年末の2290万枚から昨年末3062万枚に急増して、金融当局は今年に入りカード会社別に休眠カードを整理するよう促し、個人顧客にも使わないカードを積極的に解約するよう広報している。だが、休眠カードの解約が信用等級に悪影響を及ぼすならば、金融当局の要請にそのまま従うことはできないということだ。
実状はどうなのだろうか。普遍的ではないものの、場合によっては休眠カード解約が信用等級下落につながりうるというのが信用評価業界の説明だ。
コリアクレジットビューロ(KCB)・韓国信用情報(韓信情・NICE)・韓国信用評価情報(韓信評・KIS)等、国内3大個人信用等級評価社の内、韓国信用情報の場合、休眠カード解約の際に信用等級を下げた事例があることが明らかになった。これは韓信情の信用評価体系のためだ。韓信情はクレジットカード長期使用者を優良顧客と認定し、保有期間により加算点を付与しているが、加算点を多く得れば信用等級が上がる。ところが韓信情はカード会社からカード発給情報と延滞情報だけを受け取り、カード使用有無と使用額に対する情報は受け取っていない。
こういう事情のために韓信情は休眠カードと実際カードを区分せずに一律的に使用期間により加算点を与えている。このため古くなった休眠カードを解約する場合、その間 得ていた加算点が消え、信用総点が低くなり信用等級が下方調整されうる。最近、特定カード会社が休眠カードを一斉に整理する過程で、長期にわたり休眠カードを保有していた一部顧客の韓信情信用等級が下がったことが明らかになった。
韓信情とは異なり、コリアクレジットビューロは信用カード会社らから毎月カード使用額情報を受け取り、韓信評はクレジットカード長期使用者に対する加算点恩恵を廃止したために休眠カードを解約しても信用等級を下げることはない。
韓信情関係者は「休眠カードを解約すれば加算点が減ることは多いが、大部分は直ちに信用等級が下がることはない」とし 「他の金融情報が少ない状態でカード1枚だけを長期保有してきた人とか、信用点数が等級と等級の境界線にあえい1点低くなっただけで信用等級が下がる場合など、多少例外的な場合にのみ信用等級下落につながる」と話した。彼は「こういう例外的な場合にも信用等級に悪影響を及ぼさないよう評価システムを改善している」と付け加えた。
キム・スホン記者 minerva@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/431859.html 訳J.S