原文入力:2010-07-19午後09:27:17(1388字)
本9千冊にソファ・自販機など設置‘開かれた空間’変身
市長職務室は2階へ…市民ら "選挙の力感じる"
キム・ギソン記者,キム・ミョンジン記者
←城南市財政悪化の一因となった超豪華庁舎の中で、市長室が図書休息空間に変貌し19日市民たちに開放された。この日午後、京畿城南市、麗水洞、城南市庁9階‘市庁 空のブックカフェ’に多くの市民が訪問し施設を見て回っている。 城南/キム・ミョンジン記者 littleprince@hani.co.kr
硬直した姿勢で市長決裁を待っていた公務員空間は、童話の本と絵本でぎっしり埋まった。窓の外には南漢山城の山裾風景がはるかに広がる元秘書室長室は誰もが出入りできる展望台に変わった。‘低いところだけで暮らしてきたので、ちょっと高いところから広く見なければならない’という前任市長の意向により市庁の最上階に用意された市長執務室には‘低いところ’から上がってきた市民で混み合った。
19日午前、いわゆる‘ペントハウス’から‘市民広間’へ装いを変えた京畿道城南市の元市長室。昨年11月、豪華庁舎論難の中でも9階建て最上階に用意され‘華麗な豪邸市長室’という汚名を着た所だ。こちらはしかし、この日'市庁 空のブックカフェ’に変わり、市民のふところに抱かれた。当初こちらは広域地方政府の道知事室よりさらに広い空間(314㎡)を占めた上、城南市全景がひと目で見下ろせる新庁舎東端9階に位置し、毒々しい眼差しを浴びていた。これは小学校の教室4ヶに該当する面積だ。
結局、市長が変わり19日ぶりに華麗な豪邸市長室は消えた。その代わりに100人余りの市民が一度に利用できる読書・休息空間になった。室内装飾は元市長執務室にあったものをそのまま活用し、9000冊余りの各種図書と雑誌が置かれた。市庁2階にあった‘開かれた図書館’の本と家具などをそのまま移し費用は1400余万ウォン程かかっただけだ。
ソファとコンピュータの他に500ウォンの原豆コーヒー自販機も設置された。一般高層ビルの‘スカイラウンジ’に劣らない。ブックカフェに立ち寄ったイ・ソヒョン(37・女)氏は 「市長室のこういう変化を見ると、選挙を通じた市民の力を感じることができた」と明らかにした。城南市キム・ソンス記録物管理チーム長は「この間、論難が多かった場所であるためか、すでに多くの市民が立ち寄って行った」として「城南の新しい名所に位置すればうれしい」と話した。
これに先立ち、去る1日に就任したイ・ジェミョン(47)城南市長は元の城南市長室に対し「皇帝根性丸出しの権威的空間」と強く批判した後、市庁2階‘開かれた図書館’を改造し62㎡大の新市長室を用意した。‘高いところから広く見なければならない’という前任市場とは違い、低姿勢で近くで市民を迎えるという意味だ。市民は8年ぶりに市長を変え、市長は市庁を変え市民に返した日だった。
城南/キム・ギソン記者 player009@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/431116.html 訳J.S