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キム・ミファ‘ブラックリスト’情況文書公開

登録:2010-07-20 08:58

原文入力:2010-07-19午後08:14:34(1272字)
警察に出頭直前 記者会見 "最後まで戦う"
KBS "実体と無関係…ナレーターの資質を話したまで"

イ・ムニョン記者

←放送人キム・ミファ氏が19日午前、ソウル、汝矣島のマリオット ホテルで記者会見を行い、韓国放送が去る4月に作成した‘役員会議決定事項’という文書を公開している。イ・ジョンチャン先任記者 rhee@hani.co.kr

‘ツイッター ブラックリスト’発言で<韓国放送>(KBS)から告訴された放送人キム・ミファ氏が19日、自身の発言を裏付ける文書を公開し‘最後まで戦う’と明らかにした。韓国放送は「とんでもないこと」とし、直ちに反論した。韓国放送のブラックリスト存在有無を巡り真実攻防が一層深くなる様相だ。

キム氏はこの日午前、永登浦警察署への出頭直前にソウル、汝矣島のマリオットホテルで記者会見を行い、韓国放送が去る4月5日に作成し製作現場に送った‘役員会議 決定事項’を提示した。この文書は「一部番組で論難の対象になっているナレーターが相次ぎ出演しゲートキーピングが正しくなされているか疑問」とし「ナレーターが占める比重の高い番組の場合は、ナレーター選定委員会を構成し適任者を選定することが望ましい」と書いている。キム氏は役員会議の前日に放送された‘ドキュメンタリー3日’でナレーターを引き受けた。

役員会議直後にこの文書などを根拠に社内外で‘ブラックリスト論難’が広がり、韓国放送経営陣はキム氏のナレーションの‘呼吸と発音の作為性、および分かち読みの不正確性’を指摘しただけだと繰り返し弁明した。韓国放送はこの日、キム氏の記者会見直後に出した反論資料でも「‘論難の対象になっているナレーター’という表現は理念的・政治的論議ではなく、ナレーターとしての基本的な資質をいったもので、この文書が特定人を狙った‘ブラックリスト’の実体として議論されるのはとんでもないこと」と明らかにした。

韓国放送新労組関係者は「政治的な理由でキム・ミファ氏を出演させないという認識が社内に広まっているが、使用側が純粋にナレーターとしての資質のためという話だけ繰り返すのは納得し難い」と指摘した。

‘役員会議決定事項’は奉恩寺住職ミョンジン僧侶のインタビューが韓国放送プログラムで放送されたことに関しても「論難の中心に立っている僧侶のインタビューが放送されたことは不適切だという審議指摘があった。客観性ある渉外が必要と考えられる」と明らかにした。韓国放送のあるディレクターは「該当プログラムにはミョンジン僧侶の他にも極右的行動を示したパク・チャンソン大韓民国父母連合代表も一緒に出演したが、彼については何の指摘もなかった」と伝えた。

イ・ムニョン記者 moon0@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/431041.html 訳J.S