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中国、日本が独島の領有権を主張するのは「悪質な言動」

登録:2025-11-18 06:35 修正:2025-11-18 07:29
4月18日、東京都の千代田区に再開館した「領土・主権展示館」1階に設けられた独島の領有権を主張する日本の展示物=ホン・ソクジェ特派員//ハンギョレ新聞社

 台湾有事の際、日本が介入する可能性に言及した高市早苗首相の発言を強く非難する中国政府が、日本の独島領有権主張も批判した。

 中国外務省の毛寧報道官は17日の定例会見で、日本の独島領有権主張に対する韓国外務省の抗議について、「日本の悪質な言動」のためだと指摘した。

 毛寧報道官は「韓国外交部は14日、日本政府が東京に独島主権に対する不当な主張を宣伝する領土主権展示館のスペースを拡張したことについて強く抗議したが、中国はこれについてどのように論評するか」という中国官営メディアの質問に「我々はその問題に関する報道に注目している」としたうえで、上のように論評したと「聯合ニュース」が報じた。

 毛寧報道官は「最近、日本の多くの悪質な言動は周辺国家の警戒と不満、抗議を誘発している」とし、「我々は日本が侵略の歴史を深く反省し、平和の道を歩むことを求める立場を貫いており、実際の行動でアジアの近隣国家と国際社会の信頼を得ることを求める」と答えた。

 中国が日本と韓国の領有権紛争について日本を批判したのは異例のことだ。最近、日本との関係が悪化したことで、韓国を間接的に支援したものとみられる。毛寧報道官はまた、今月9日と10日に韓国近隣海域で中国漁船が相次いで転覆した後、韓国が迅速に警備艦とヘリコプターを送り捜索・救助作業を行ったことについても「中国はこれを高く評価し、心より感謝している」と述べた。

 中国は2014年、日本と尖閣諸島(中国名・釣魚島)紛争と関連し、日本の独島領有権主張を間接的に批判した。中国外務省は当時、韓国政府が日本の島根県で開かれた「竹島(独島の日本式名称)の日」行事を批判したことを受け、「日本と隣国の間で起きている領土紛争問題は、すべて日本の対外侵略戦争および植民統治の歴史と密接な関係がある」と指摘した。当時、中国外務省は「中国は韓国と日本が対話を通じてその問題を解決することを望んでいるが、同時に指摘したいことがある」とし、このように日本を間接的に批判することで、独島領有権問題について韓国を擁護した。

チョン・ウィギル先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/1229767.html韓国語原文入力:2025-11-17 22:00
訳H.J

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