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‘赤いバラ’ イ・ジョンヒ "真心の政治 見せる"

登録:2010-07-10 00:52

原文入力:2010-07-09午後10:03:35(1527字)
* 赤いバラ: 進歩政党を象徴

イ・セヨン記者

←民主労働党指導部選挙戦で2位得票をしたチャン・ウォンソプ候補が辞退し、新しい代表になることが確実視されるイ・ジョンヒ議員が9日午前、国会議員会館で開かれた ‘熊飼育廃止のための国会特別展示会’ に参加し拍手している。 タク・キヒョン先任記者 khtak@hani.co.kr

民主労働党の新しい代表に事実上確定
汝矣島に ‘赤いバラ’ がぱっと咲いた。9日民主労働党の新しい代表に事実上確定したイ・ジョンヒ議員だ。バラは全世界進歩政党の共通したエンブレムであり、イ議員が最も好む花だ。イ議員は41才で憲政史上 院内政党の最年少女性党代表になるものと見られる。

イ議員は前日終了した民主労働党4期指導部選挙で最多得票を得たが、過半には至らず来週に決選投票を控えていた。だが、2位得票者のチャン・ウォンソプ光州市党委員長がこの日、イ議員に対する ‘圧倒的支持’ を訴え辞退し、イ議員の代表就任が事実上確定した。14日の賛否投票を残してはいるものの、特別な変数とはならないと展望される。

イ議員はこの日、記者懇談会で 「柔軟で強い進歩、やわらかく明快な進歩に民主労働党の果敢な変化を導き、代案政党、政権継承政党に跳躍させる」 と明らかにした。 政治経験が不足しているのではないかとの一部の憂慮と関連しては 「真心と真心が出会う時、世の中を変えることができる」 として 「技術や策略、取り引きでなされる政治ではない、真心が作り出す政治がどんなものなのかを見せる」 と語った。

チャン・ウォンソプの辞退で事実上確定
"柔軟な進歩で政権継承政党へ跳躍"
党支持率10%・進歩統合が課題

イ議員はソウル大総女子学生会長を務めた人権弁護士出身だ。国会入城前には民主弁護士会(民主化のための弁護士会)所属で駐韓米軍監視活動に注力した。2008年総選挙で比例代表で当選した後、専門性と繊細さに基づく熱情的議院活動で18代国会序盤から頭角を現わした。イ・ヘチャン前総理が「最も印象深く注目するに値する議員は断然イ・ジョンヒ議員」として「頭と言葉だけで(議院活動を)するのではなく、胸と魂で仕事をするという感じを与える」 と絶賛したほどだ。

しかし、党員7万の公党を導く ‘党代表 イ・ジョンヒ’ の前には容易ではない課題が積まれている。2012年総選挙前までに党支持率を ‘安定した10%台’ に進入させることが一次的目標だ。去る地方選挙で民主労働党の政党支持率は6%を少し越えた。党に重ねてかぶせられた ‘従北政党’ ‘民主労組党’ という否定的イメージを取りはらい党の体質改善を成し遂げることも至急必要だ。分党過程で離れて行った首都圏と20・30代、専門家層の支持を回復することとも関連する問題だ。

イ議員が事実上 ‘専門担当’ してきた民主労働党の院内議院活動に空白ができるだろうという憂慮もある。地方選挙前から主に主張してきた ‘進歩大統合’ もやはり前途が順調なばかりではない。分党を前後して掘られた感情の谷が深いうえに、統合のパートナーである進歩新党は民主労働党よりは社会党などとの ‘小統合’ 側に傾いているためだ。‘議員イ・ジョンヒ’ ではない ‘政治家イ・ジョンヒ’ の試練はこれから始まるわけだ。

イ・セヨン記者monad@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/429722.html 訳J.S