原文入力:2009-01-28午後10:37:41
ドル対比25.7%下落
チョン・ナムギ記者
ドル貨で計った韓国ウォンの価値が昨年、世界主要国通貨の中で最も大きく下落したことが分かった。
28日韓国銀行が発表した‘2008年度外国為替市場動向’によれば、米国ドル貨対比韓国ウォンの価値は2007年末936.1ウォンから2008年末1259.5ウォンで昨年一年間に25.7%下落した。韓銀が調査した主要21ヶ国通貨中でアイスランド クローナ(-48.1%)と英国ポンド(-26.4%)に続き3番目に大きい下落幅だ。
韓国ウォン価値の下落幅がとりわけ大きかったのはわが国経済の体質に比べて金融市場の開放度が過度に高いことに由来するという分析が出ている。
チャン・ポヒョン ハナ金融経営研究所研究委員は「短期的には外貨借入の急増で国際金融不安に韓国ウォンがぜい弱な姿を露出したが、根本的には外国為替危機を克服する過程で無分別に英米式金融システムを追いかけて行こうとしたことが問題の根源」と話した。
日本円(23.9%)や中国ウィアン(7.1%),スイスフラン(6%)はむしろ上がったし、タイ バーツ(-2.8%)やマレーシア リンギット(-4.2%)等、外国為替危機を体験した国々の通貨価値も大きく崩れていなかった。ブラジル リアル(-24.5%),メキシコ ペソ(-21.2%),カナダ ドル(-18.1%)等、南米系と英米式金融システムを採択した国々の切り下げ率が大きかった。
昨年末外国為替当局が介入して為替レートを意図的に下げたことを考慮すれば、実際韓国ウォン価値切り下げ率は世界最高水準だ。2007年末対比23日現在の各国通貨価値切り下げ率を計算してみれば事実上の国家不渡りが出たアイスランドが49%であり、次いで韓国(-32.7%)だ。
チョン・ナムギ選任記者jnamki＠hani.co.kr