原文入力:2010-06-30午後09:07:44(1028字)
文書構造 接近が可能になり
‘ハングル’活用機器 増える模様
ク・ポングォン記者
国内の代表的な電子文書‘アレアハングル’(HWP・ハングル)のファイル形式(フォーマット)が一般に公開された。
ハングルとコンピュータ(ハンコム)は30日、報道資料を出し「開放と標準化の流れに積極的に参加するためにハングル文書ファイル形式を公開する」と明らかにし、168ページに及ぶ‘ハングル文書ファイル構造’をハンコム ホームページ開発資料室(swlab.hancom.co.kr)に載せた。文書ファイル形式は文書作成プログラムであるハングルの設計図に該当するもので、ハングルプログラム中で書かれるすべての資料の形式と構造、規約などを網羅した文書だ。
去る1989年に開発された‘ハングル’のファイル構造が21年ぶりに外部に公開されたことにより、今後 外部開発者や業者も文書構造に接近することができるようになり、多様なプラットホームと機器で‘ハングル’を活用できる環境が作られた。‘ハングル’はこの間、ファイル形式が公開されておらず使用者がハンコム プログラムを設置しなければコンピュータに文書を呼び入れることができないという問題を抱えていた。マイクロソフト(MS)の文書作成器である‘ワード’やグーグルの電子メール(Gメール)では‘アレアハングル’を読めなかった。
ハングルがファイル形式の公開に出たのは、スマートフォンの普及など情報技術環境が急変していることに伴うものだ。現在、スマートフォン使用者たちは電子メールに添付されたファイルがMSワードの場合には該当ファイルを正しく読むことができるが‘ハングル’ファイルは閲覧が不可能で大きな不便を感じている。
一方、ハングルの文書ファイル形式公開は開放された環境での製品競争力強化と収益性向上という新しい課題を抱かせている。今まで‘ハングル’を読んで書くためにはハンコム製品が必須だったために、国産文書作成プログラムを使い続けた政府や各級学校は常にハンコム オフィス製品の主な購買者だった。だが、今後は事情が変わりうるためだ。
ク・ポングォン記者 starry9@hani.co.kr
原文: 訳J.S