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‘万病通治 生命水’あきれた医大教授

登録:2010-07-01 08:45
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/428323.html

原文入力:2010-06-30午後09:39:14(937字)
検査結果 飲むこともできない水…浄水器装備など17億分 販売

ソンチェ・ギョンファ記者

許可を受けていない‘万病通治 生命水’の製造剤を売った疑惑で名門大医大教授が警察に摘発された。

ソウル地方警察庁広域捜査隊は30日‘疾病治癒に効果がある’として科学的に検証されていない生命水製造薬品と器具などを売った疑惑(詐欺など)で○大学校医大キム・某(53)教授を不拘束立件したと明らかにした。

キム教授は2006年から今年4月まで‘水に入れて飲めば自然治癒力が強化される’という浄水器フィルター用セラミック玉と関連電気装備など17億ウォン分を無許可で販売した疑惑を受けている。

警察は英国オックスフォード大で博士学位を受けたキム教授が‘特定物質の薬理成分を電気信号に変え水に当てれば、その水も同じ成分になる’という理論を堅く信じていたと伝えた。この理論によりキム教授はフランス ルドゥル地方の水の成分情報を電気信号の形態で保存したセラミック ミネラルウォーター製造剤などを作った。だが、警察は 「この学説は現代物理学や化学では糾明できず、ソウル大とKIST(韓国科学技術研究院)等の専門家たちも‘根拠ない風説’という評価を出している」と説明した。特に警察は「キム教授の製品で作った水は、ソウル市保健環境研究院の検査結果、濁度(汚れている程度)と水素・イオン濃度が基準値を超過し飲み水として使うことができないものと把握された」と明らかにした。

反面、キム教授はこの日 記者らと会い「現代科学では測定が不可能だが、実際効果を経験した人々が多い」として「(今回のことを契機に)現代科学の地平がもう少し広くならなければならない」と主張した。

警察はキム教授の夫人であり生命水関連製品販売業者K社代表キム・某(53)氏と製造業者シン・某(46)氏など8人も不拘束立件した。

ソンチェ・ギョンファ記者 khsong@hani.co.kr

原文: 訳J.S