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陽川署 拷問警察官 4人 拘束

登録:2010-06-24 16:26

原文入力:2010-06-23午後10:40:28(1220字)

ソンチェ・ギョンファ記者

←ソウル、陽川警察署拷問捜査事件関連警察官ら(帽子をかぶった人々)に24日午前、ソウル南部支院で開かれた令状実質審査を終え法廷を走って出ている。これらを護送した警察は取材陣のマイクとカメラを手で隠すこともした。 イ・ジョンチャン先任記者 rhee@hani.co.kr

被疑者に拷問・苛酷行為をした疑惑を受けているソウル、陽川警察署所属警察官4人が拘束された。

ソウル南部地検刑事1部(部長 キム・ホンウ)は23日、陽川署強力チーム ソン・某チーム長など4人を特定犯罪加重処罰法の職権乱用暴行疑惑で拘束収監した。これに先立ちソウル南部地方裁判所チェ・ウイホ令状担当判事はこれらの令状を審査した後「刑事司法手続きに対する国民の信頼を裏切った重大な懸案であり、犯罪に対する(検察の)疎明があり証拠隠滅と逃走の恐れがある」とし拘束令状を発行した。

しかしチェ判事はこれらと共に請求された警察官パク・某氏の拘束令状は棄却した。チェ判事は陽川署強力チームの最下級者であるパク氏が「加担程度が軽く、加担した部分は閉回路テレビに証拠が残っており証拠隠滅と逃走の憂慮がない」と明らかにした。

検察は拘束されたこれらを相手に拷問・苛酷行為を隠そうとする上層部ラインの指示や組織的な動きがあったかを明らかにすることに捜査力を集中する方針だ。検察はまた、令状が棄却されたパク氏に対しては補強調査を行った後に拘束令状を再請求するか否かを決めることにした。

一方、検察はこの日「最高検察庁に依頼し陽川署閉回路画面が保存されたハードディスクを分析した結果、3月9日から4月2日までの強力チーム事務室映像は削除されたのではなく、技術的な問題で撮影されなかった」と明らかにした。この期間は何人かの被疑者が拷問にあったと主張した時期と正確に重なる。したがって‘警察が拷問を隠そうと当時の画面を削除したのでないか’という疑惑が起こったが、検察がひとまずこういう疑いの根拠がないと明らかにした。

しかし検察はこの時期の録画記録だけが脱落した理由を相変らず明らかにできていない。検察は「(録画されないように)外部から操作した跡は発見できなかったが、さらに詳しく調べてみなければならない」と説明した。

一方、国家人権委員会はこの事件の調査決定文をこの日午前、最高検察庁嘆願室に出し捜査の拡大を要請した。陽川署は去る22日、江西陽川市民会などの建議を受け入れ、市民団体が指定する人権団体を通じて一線捜査官らの人権教育を定例化すると明らかにした。

ソンチェ・ギョンファ記者 khsong@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/427261.html 訳J.S