原文入力:2010-06-01午後09:13:09(911字)
ハッキングなど保安上の理由挙げ
自社OS 浮揚の下心
イ・ポニョン記者
インターネット業界1位のグーグルが職員にマイクロソフト(MS)のPC OS ウィンドウの使用を禁止したと<ファイナンシャル タイムズ>が1日報道した。
この新聞は米国、サンフランシスコのグーグル本社職員数人の話を引用し、去る1月グーグルチャイナのEメール ハッキング事件の後、ウィンドウの使用中断指示が下されたと一歩遅れて明らかになったと報道した。グーグル職員らは "保安上の理由のためにその後はウィンドウを使わないでいる" と話した。
グーグルは世界PC用OSの80%以上を占有するウィンドウがハッキングなどの危険に最も脆弱だという判断により、こうした措置に出たと伝えられた。
中国では去る1月、人権運動家らと外信記者らが使うグーグルのEメール サービスであるGメールがハッキングされたことが明らかになり波紋が生じた。<ファイナンシャルタイムズ>は1万人に達するグーグル職員らがウィンドウ使用禁止によりアップルのマッキントッシュやLinuxにOSを変えており、ノートブックよりはデスクトップに対する統制が厳格だと伝えた。
また、ウィンドウ新製品を使おうとするには最高情報管理責任者(CIO)の許諾が必要だというのが職員らの伝言だ。
グーグルの動きは情報保安目的の他に、自社が発売しようとしているOS‘クロム’を浮揚させるための方便とも解釈される。グーグルは他の企業らとは違い、職員らが色々なOSを思いのままに選んで使えるようにしてきたが、クロムの発売を控え最も大きな競争相手であるウィンドウから‘除去’しようとしているという分析が出ている。
グーグルとMSは検索とメール サービスなどで激しく競争してきた。
イ・ポニョン記者 ebon@hani.co.kr
原文: 訳J.S