原文入力:2010-05-27午後09:36:57(1533字)
[中国総理 今日訪韓]
29~30日には済州道で韓・中・日首脳会議
韓国 外交チャネル総動員‘最後の説得’全力
米 "北批判 参加に期待" にかかわらず 展望交錯
パク・ミンヒ記者,クォン・テホ記者,イ・ヨンイン記者
天安艦事件と関連し‘中国の役割’に関心が集中する中で、温家宝中国総理が28日に韓国を訪問する。
李明博大統領と温総理の28日会談と29~30日済州道で開かれる韓・中・日 首脳会議を控え、韓国と米国政府は中国が今回の訪問を契機に韓・米の立場に近寄る変化を示す可能性に神経を尖らせている。
米国政府高官は 「温家宝総理の韓国訪問の間、中国がこの間の中立的姿勢から抜け出し北韓に対する批判に参加するものと期待している」と話したと<AP>通信が26日(現地時間)伝えた。この官僚は温総理が今回の訪韓で天安艦沈没が北韓の仕業という国際調査団の調査結果を中国が受け入れるという意を現わすと見られると話した。しかし、韓国政府当局者は<AP>通信の報道内容が事実とは異なると明らかにした。
これと関連して馬朝旭 中国外交部スポークスマンは27日、定例ブリーフィングでひとまず「天安艦事件に対する中国の立場には変化がない」と明らかにした。また「この事件は非常に複雑で、中国は1次的な情報を確保していない」とし「慎重にすべての方面から出た情報を研究、評価している」と話した。
温総理が今回の訪韓で天安艦事件の国連安全保障理事会回付に進展した意見を明らかにするかに対しては、韓国政府の中でも見解が交錯する。キム・テヨン国防部長官は27日「中国にも天安艦調査結果が入れられた資料を送ったし、責任ある強国として近い将来に適切な立場を送ってくるだろう」と話した。しかし、別の政府消息筋は「中国の立場が変化する瞬間、北韓が行き詰まりに処することを中国もよく知っている」とし 「韓半島葛藤を憂慮している中国が立場を変えることは容易ではないだろう」と明らかにした。
政府関係者は「暫定的に次週ぐらいに国連安保理に回付する予定」としながらも「イ大統領と温総理の会談と、韓・中・日首脳会議の結果により回付時期が変わることもありうる」と話した。政府は温総理の訪韓が中国を説得できる‘最後の機会’と見て、外交チャネルを総動員し中国を説得していると知られた。
北京の外交消息筋は「最近、金正日国防委員長に会い北韓の改革開放を促すなど、北韓問題を深く取り扱った温総理が現在までの中国政府の判断を根拠に慎重な変化を示す可能性はある」としつつも「安保理回付を支持する程まで進みはしないだろう」と話した。
朱鋒北京大教授も<サウスチャイナ モーニングポスト>に 「(天安艦問題は)温家宝総理に対する巨大な挑戦であり、中国に大きな悩みの種」として「温総理は韓国をなだめながら北韓にも警告を与える方法を探さなければならないが、中国が公開的に韓・米・日側に立てば北韓を捨てる結果になるので、そこまで進みはしないだろう」と話した。中国は韓国、北韓共に‘立証責任’を要求しながら、国際社会には北韓に立証する時間を与えなければならないという論理で安保理回付を最大限に遅らせようとするものと見られる。
北京・ワシントン/パク・ミンヒ・クォン・テホ特派員、イ・ヨンイン記者 minggu@hani.co.kr
原文: 訳J.S