原文入力:2010-05-26午後08:26:26(916字)
司法府官僚主義など批判…総体的 改革 注文
イ・スニョク記者
←チョン・ジョンソプ教授
ソウル大法大学長に内定したチョン・ジョンソプ教授(憲法学・写真)が司法府の官僚主義が深刻な水準に達したとし、総体的改革を注文して出た。
チョン教授は大韓弁協が発刊する<人権と正義> 5月号に寄稿した‘韓国裁判所、大々的な汎国民的改革が必要だ’という題名の文で "韓国の刑事裁判はほとんど説得力を喪失した。恣意的な証拠判断、恣意的な量刑決定、でこぼこした裁判、前官礼遇などで満身瘡痍になっている" として このように主張した。
彼は 「民主化以後(裁判に対する)外部からの干渉は殆どなくなったが、ピラミッド式垂直構造下で堅固になった司法府内の深刻な官僚主義により内部からの干渉は相変らず存在する」とし 「大法院長が何の統制も受けずに全国の判事と職員の職務、異動など人事権を振り回すのは司法府内の官僚主義と司法独裁をよく示している」と指摘した。
チョン教授はこういう問題の解決策として△大法院-高等法院-地方法院の行政上の分離△判事任用基準強化と非適合者退出△最高裁判事増員と半数以上を裁判所外部から補充△部長判事制度廃止△拘束力ある量刑基準表制定などを提案した。
チョン教授は<ハンギョレ>との通話で「1990年代中盤から着実に議論されてきたが相変らず直らなかった裁判所の問題点を指摘した」と話した。彼は「‘左偏向判決’、‘ゴムひも判決’のような批判を受けてきた刑事裁判を露骨に批判した」という一部マスコミの報道に対しては「裁判所の根本システムを直さなければならないという話なのに、なぜそのように結びつけて解釈するのか変だ」と話した。
チョン教授は去る17日、教授会議で法大学長兼法学専門大学院長に選出され6月1日から任期を始める。
イ・スニョク記者 hyuk@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/422669.html 訳J.S