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北韓 検閲団受け入れ 再度 強く要求

登録:2010-05-23 06:46

原文入力:2010-05-22午後05:01:47(1416字)
人民武力部長 "調査結果が客観的ならば、避ける理由はない"
朝鮮新報も "天安艦事件は下手な謀略劇" 主張

←統一部は天安艦後続措置発表にともなう南北関係状況変化に対応するため、22日午前 ソウル、世宗路、政府中央庁舎で総合状況対策班を運営、キム・チョンシク統一政策室長など交流協力局、情勢分析局など各室局実務者が対策会議を開いている。 ニューシス

北韓は22日、再度強く南側に検閲団の受け入れを促した。北韓朝鮮中央通信はこの日、キム・ヨンチュン人民武力部長名で 「(南側は)国防委員会検閲団を無条件に受け入れ世界に向け真実を明らかにしなければならない」と要求した。これは韓国が21日、北韓検閲団提案に対し「北韓-国連軍司令部将星級会談で天安艦問題を議論しよう」と逆提案したことに対する反応だ。

北韓は20日、韓国合同調査団が「天安艦沈没は北韓魚雷によるもの」と主張し、これを否認して検閲団派遣意思を明らかにした。だが、キム・テヨン国防部長官はこれと関連して「北韓人民武力部長が送った文書は言語道断であり居直り」とし「強盗、殺人犯が事実が明らかになった後、まともに調査したか検閲するということであり話にならない」とし、北韓の提案を断った。だが、北韓が再度 検閲団受け入れを要求したことにより、この問題が韓国,北韓はもちろん国際社会で論議の的になると予想される。

朝鮮中央通信によれば、キム・ヨンフン部長はこの日 南側に送った通知文で「南側の言葉通り調査結果が客観的で科学的ならば、我々の検閲団を受け入れられない理由はない」と強調した。

彼は韓国側が明らかにした軍事停戦委調査の後、北-国連軍司令部将星級会談開催の立場と関連して、「発生した事件を初めから我々と関連づけたのも南側であり、その何とかいう合同調査結果を前後して最後まで我々との対決を公言したのも南側」と‘南側責任論’を強調した。キム人民武力部長は続けて「今回の事件は当初から南側により北南間の問題にねつ造されたものであり、軍事停戦委員会という幽霊機構を引き込むいかなる名分もないというのが我々の立場」と明らかにした。

キム・ヨンチュン人民武力部長は更に「不可侵に関する南北基本合意書の第2章10条と付属合意書の第2章8条の要求に照らしてみても、南側は我々の国防委員会検閲団を受け入れる措置を取らなければならない」と付け加えた。

基本合意書第2章10条は「南と北は意見対立と紛争問題を対話化交渉を通じて平和的に解決する」となっており、付属合意書第2章8条は「南と北はどちらか一方が不可侵の履行と遵守のためのこの合意書に違反した場合、共同調査をしなければならず違反事件に対する責任を糾明し再発防止対策を講じる」と明示している。

一方、総連で発行する<朝鮮新報>インターネット版は21日「北 関連劇は下手な謀略劇」と主張した。この新聞は、くやしくも加害者の取り扱いを受けている北側の正当な要求を南側が受け入れない場合、発表された調査結果の真実性を自ら否定することになる」と主張した。 キム・ポグン記者 tree21@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/421986.html 訳J.S