原文入力:2010-05-12午前09:34:41(1666字)
ハン・チェミン "意見と異なる発言 そのまま従って読む程 まぬけでない"
人身攻撃された教授、記者に抗議したところ‘私も苦しい’文字送って来た
クォン・クィスン記者
←2年前のろうそくデモを振り返ってみた<朝鮮>の10・11日付記事ら.
<朝鮮日報>は10日付から1面記事と2面にかけて、2年前のろうそくデモを批判的に振り返ってみる連載記事を載せている。だが、これら記事は偏向した接近で事態の本質をわい曲しているという指摘が出ている。
例えば朝鮮は11日付1面 「インターネット デマにだまされたという感じ…/その時は目に何か付いていたようで" という題名の囲み記事で、当時ろうそくデモに参加した‘おばさん’たちをインタビューした。この記事を見れば、インタビュー対象者7人の内、4人は今でも相変らず米国産牛肉が危険だという考えを持っている。さらに、この記事には‘‘乳母車部隊’主婦たちは本紙取材に対し大部分が "米国産牛肉は危険なので相変らず食べない" と話した’という内容も出てくる。だが、1面のタイトルには‘狂牛病怪談’にだまされたという感じを持っているという ある‘おばさん’の話だけを大きく扱った。これと別の多数意見らは、4面下段に続くという記事の題名で取り扱われた。露骨な選択型編集で民心をわい曲したものだ。
‘ロウソクのあかり少女’インタビュー(10日付4面筆頭)は‘わい曲是非’にまきこまれている。この新聞はロウソクのあかり少女ハン・チェミン(19)氏を扱った記事のタイトルを「舞台で読んだ手紙は全部市民団体が書いたもの」と付けた。また「分かち合い文化という団体で書いて、言われるとおりにしただけ」と報道した。だが、ハン氏はインターネット新聞<オーマイニュース>に公開した文で「朝鮮の記事を見て驚きにたえなかった」とし「私の意見と異なる発言を提示する時、操り人形のように従って読む程に自尊心のない まぬけな人は嫌い」と反論した。また、自身が「良心に呵責をたくさん感じた」と伝えた部分に対しても、ハン氏は「良心の呵責を感じながら、ずっと発言台に上がる程 厚かましい人ではない」と抗弁した。これに対し朝鮮社会部のある記者は「事実通りに記事を書いた」と反論した。
‘ロウソクのあかり たたき’には人身攻撃も活用された。朝鮮は11日付5面ウ・ヒジョン ソウル大獣医科大教授インタビューで、ウ教授が狂牛病診断関連会社の株式持分を持っているとしつつ、彼の‘意図’を疑っている。だが、ウ教授は牛肉交渉だけでなく、4大河川と宗教差別などに対しても持続的に政府を批判している。会社株式持分問題ではこういう態度の一貫性を説明することはできない。
ウ教授はこの日<ハンギョレ>との電話通話で 「朝鮮の記事はあきれる かけはぎ」と話した。彼は自身をインタビューした朝鮮の記者に抗議したところ、その記者が自分も辛いという内容の文字メッセージを送ってきたと明らかにした。
10日付1面トップ記事で書いた 当時ソウル大総学生会長インタビューもやはり彼が当時のデモ参加に反対したという点を考慮する時、大きな共感を得るのは難しいという指摘だ。当初、ろうそくデモに反対した人物の話を引き出しデモの問題点を指摘することが1面トップ記事になるほど意味があるのかとの反論が出てくるに値する。
キム・ソジュン聖公会大教授は「朝鮮のロウソクのあかり特集記事は、何人かの意見をあたかも全体世論のように偏向させ糊塗している」とし「ロウソクのあかりの種が、地方選挙で花を咲かせることに対する恐れが、基本も守らない記事に表出された」と指摘した。
クォン・クィスン記者 gskwon@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/420269.html 訳J.S