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‘RDX(天安艦 検出火薬成分)西側だけで使用’"事実ではない"

登録:2010-05-11 12:11
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/420092.html

原文入力:2010-05-10午後08:21:51(1155字)
キム国防長官‘北 以外の可能性’あたふたと鎮火
"検出されたのは事実…座礁説主張 非常に遺憾"

ソン・ウォンジェ記者

キム・テヨン国防部長官は10日 「天安艦沈没原因調査過程で魚雷製造に使われる火薬成分であるRDXが検出されたことは事実だが、(現在では爆発体として)魚雷の可能性がより大きいというだけで何だと言うことはまだ早い」と明らかにした。

キム長官はこの日午前、国防部記者室を訪ね、このように話した。‘天安艦から検出された高爆薬成分のRDXの分析結果、ドイツなど西側製魚雷に爆発体が絞られている’という最近 一部のマスコミの報道の波紋を意識した解明と解説される。キム長官は「RDXが西側世界だけで使われているということは事実でない」として「根拠ない推測性論議は原因が糾明された後に我々の対応と後続措置にも否定的影響を及ぼしかねない」と話した。しかし、これに先立ち‘北韓魚雷説’を既定事実化する色々なマスコミの報道に対しては特別な言及をせずに‘北韓以外の可能性’が提起されるとすぐにあたふたと‘推測報道’として鎮火に出たことは、国防部の意図に疑問を抱かせるという指摘が出ている。

キム長官は民・軍合同調査団(合調団)の調査進展状況に対して「艦首と艦尾の様子を考慮しどんな形態の爆発があったのかシミュレーションをしており、火薬成分とアルミニウム破片を集めてどんなものと関連があるのかを分析中」としながらも 「該当国家の武器体系が公開されておらず、これを入手するためには色々なルートを通じて努力をしなければならないので、分析が容易ではない」と話した。同席したムン・ビョンオク合調団スポークスマンは「RDXは魚雷だけでなくRDXとTNTの混合物であるトーペックス(torpex)形態で機雷にも使われている」として、RDX検出だけで爆発体種類まで糾明された状況ではないと説明した。

キム長官は‘座礁説’と‘座礁後衝突説’に対しても 「合調団が中間発表で‘非接触性外部爆発’であることを公式発表したが、一部ではまだこれを主張しており非常に遺憾だ」と話した。

キム長官はこの日午後には国防部庁舎でウォルター シャープ韓米連合司令官に会い、天安艦後続対策などに関し意見を交わした。

この日の会合では合調団の調査進行結果を共有する一方、東・西海上連合対潜水艦訓練強化方案などを協議したと伝えられた。

ソン・ウォンジェ記者 wonje@hani.co.kr

原文: 訳J.S