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‘天安艦 隠蔽疑惑’提起 パク・ソンウォン氏 見せしめ捜査するか

登録:2010-05-08 12:41
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/419787.html

原文入力:2010-05-07午後08:46:27(952字)
国防部 名誉毀損で告訴へ
検察‘公安事件’として捜査

ノ・ヒョンウン記者

検察が7日、軍の天安艦沈没関連情報の隠蔽疑惑を提起しキム・テヨン国防部長官に名誉毀損疑惑で告訴されたパク・ソンウォン(47)前大統領府統一安保戦略秘書官事件をスパイなど対共捜査を専門担当するソウル中央地検公安1部(部長 イ・ジンハン)に割り振り論難がおきている。

検察は今回の事件が国家安保と関連しているため公安部に割り振ったと明らかにした。オ・セイン ソウル中央地検2次長検事は 「事件の傍点が‘名誉毀損’ではなく‘国家安保’につけられるので公安で引き受けるのが正しい」と話した。しかし名誉毀損事件が公安1部に配当されるのは異例なことだ。‘検察庁事務機構に関する規定’によれば、公安1部の業務は "公安・選挙・労働関係捜査の処理" (第13条3項)とされている。

参与政府で大統領府秘書官を務めたパク氏は先月22日<文化放送>ラジオに出演し 「韓国政府が持っていながら国民に公開しない資料を米国が持っている」とし 「事故が起きたという9時15分から22分の間に天安艦がどこからどこに移動しているのか、正確な情報を公開せずにいる」と主張した経緯がある。これに先立ち大検察庁は先月28日、キム・ジュンギュ検察総長の指示により 「立証されていない根拠なきデマで虚偽の内容や他人の名誉を傷つけた場合、優先的に捜査し厳正に処理する」と明らかにした。

検察のこういう動きに対し、天安艦と関連した社会全般の論議自体にクツワをはめようとする試みだという批判が出ている。ある検察出身弁護士は 「まだ公開されていない情報を国民に詳細に明らかにせよとの趣旨の批判は、名誉毀損の対象にさえすることはできない」とし「‘思想の市場’で討論し整理するべきことを刑事処罰の対象に取り上げ論じること自体が悲劇的なこと」と話した。

ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr

原文: 訳J.S