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韓国‘金正日訪中’抗議に 中国 "主権問題" 公開反論

登録:2010-05-07 09:47
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/419606.html

原文入力:2010-05-06午後07:46:37(1048字)
中国 外交部、異例的 強硬発言

パク・ミンヒ記者,ファン・ジュンボム記者

韓国政府が金正日北韓国防委員長の訪中を受け入れた中国を批判したことに対し、中国政府が公開的に反論して出た。

チャン・ウィ中国外交部スポークスマンは6日、定例ブリーフィングでキム委員長の訪中に対し「どんな国家指導者の訪問を受け入れるかは中国の内部問題であり主権の範囲にあること」と答えた。韓国政府が天安艦事態の渦中に金委員長の訪中を許容したことに対し、中国に抗議したことと関連した質問に対する返答だった。中国政府が金委員長の訪中自体を公式確認していない状況で、異例的に強度の高い発言だ。チャン スポークスマンは「2つの問題(金委員長の訪問と天安艦事件)は別個の問題」とし「私が聞いている範囲では、まだ韓国側が公式抗議をした事実はない」と話した。

中国共産党機関紙<人民日報>傘下の国際問題専門日刊紙である<環球時報>も6日付で専門家たちの分析を伝える長文記事を通じ「韓国が中国の外交政策に対して、むやみにああしろこうしろと言って駐韓中国大使を招致し圧力を加えることまでしたが、韓国が金委員長訪中に対して中国を非難することは道理に合わない」と火ぶたを切った。中国官営言論は党と政府の強力な統制を受ける宣伝機構であり、この記事は韓国政府の異例的抗議に対する中国の反論と解釈することができる。

遼寧省社会科学院 呂超研究員は同紙に「金委員長の訪中は以前から決まっていたことで、韓半島情勢、天安艦事件とは関係がない」として「天安艦事件で中国が‘審判’を引き受けてくれと希望する韓国の考えはあまりに幼稚だ」と指摘した。中国国際問題研究所 晉林波研究員も「韓国が金委員長の訪中に対して愉快でないことは理解できるが、このように激烈に反応することは適切でない」という意見を明らかにした。

一方、パク・ソンギュ大統領府報道官は6日ブリーフィングで金委員長訪中を巡り韓-中外交葛藤があらわれたことに対し「両国(韓-中)間に葛藤や亀裂はないと申し上げる」と弁明に出た。 北京/パク・ミンヒ特派員、ファン・ジュンボム記者 minggu@hani.co.kr

原文: 訳J.S