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有給労組専任者 大幅縮小‘労働界 打撃’

登録:2010-05-03 09:06

原文入力:2010-05-02午後08:42:18(1338字)
勤労時間免除限度 確定…現代車労組 220→18人
二大労総 反発 "時間超過で処理…無効闘争に突入"

チョン・チョンフィ記者

←1日午後、120周年世界メーデー汎国民大会がソウル、汝矣島広場で多くの労働者が参加した中で開かれている。【ソウル=ニューシス】

勤労時間免除審議委員会(勤免委・委員長 キム・テギ檀国大教授)が有給労組活動と認定される‘勤労時間免除限度’(タイムオフ)を大幅縮小することを決めるや二大労総が2日 "源泉無効" を宣言し荒々しく反発して出た。来る7月から今回の決定が施行されれば韓国労働運動に大きな変化が避けられないものと見られる。

勤免委は先月30日、ソウル、麻浦区の中央労働委員会会議室で労働・財界および公益委員などが参加した中で会議を開き、メーデー翌日明け方3時まで激論を行ったあげく票決で勤労時間免除限度を決めた。その内容によれば、組合員49人以下の事業場には専任者 0.5人に該当する1000時間、99人以下は2000時間が与えられた。これは組合員数が50~99人の事業場で専任者を置く場合、1人だけが有給での労組活動が可能で、残りの幹部らは勤務時間に組合活動をすればその時間に対する給与は支払わないという意味だ。

今回の決定で巨大事業場では専任者の大幅縮小が避けられなくなった。勤免委は組合員数が1万5000人以上の事業場は2012年6月末まで基本2万8000時間に3000人ごとに2000時間を追加で与え、その後は3万6000時間で固定するようにした。現在の組合員4万5000人に対し専任者が220人余りの全国金属労組傘下の現代自動車支部の場合、既存団体協約が有効な2012年4月までは今の数字を維持できるが、その後は24人に、また7月からは18人に減らさなければならない。現在の8%水準だ。勤免委は 「組合員数基準で‘下厚上薄’の原則を適用した」と明らかにした。

二大労総はこの日の決定内容はもちろん、票決過程にも手続き上の欠陥があるとして強く反発した。民主労総は「勤勉委は闇討ち処理を直ちに無効とし謝りなさい」とし「議決無効仮処分申請を出し、関連制度の無効化のための法改正闘争に突入する」と明らかにした。韓国労総も声明を出し「世界メーデー120周年の夜明けに労組を抹殺しようとする暴挙を行った勤免委の一部公益委員とこれを煽った政府、財界の責任を最後まで追求するとし、そのためにいかなる闘争や選択も辞さない」と宣言した。

チョン・チョンフィ記者 symbio@hani.co.kr

タイムオフ
公式的には‘勤労時間免除限度’という。労働組合活動の内、会社が有給と認定する時間の限度を意味する。すなわち、労組幹部などが法的に与えられた時間を越える活動を行う場合、会社は無給処理することになる。現行法は勤労時間免除審議委員会が定めた限度以上の時間を労組活動に使う場合、これを処罰するようになっている。

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/418808.html 訳J.S