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ハンナラ議員ら、裁判所判決 集団不服… "法治き損" 批判

登録:2010-05-01 11:48

原文入力:2010-04-30午後07:18:03(1651字)
ハンナラ党議員 15人‘全教組名簿公開’参加
司法判断 揺さぶり… "民主主義の根幹 揺さぶる"

アン・チャンヒョン記者,チョン・インファン記者

ハンナラ党議員らが全国教職員労働組合(全教組)所属教師の名簿公開を禁止した裁判所の判決に対し、名簿公開を拡大するなど集団的な不服従に出て執権与党が法治主義を傷つけているという批判が提起されている。

ハンナラ党のチョン・ドゥオン,キム・ヒョジェ,キム・ヨンテ,ク・サンチャン,チン・スヒ,チャ・ミョンジン議員らは30日午前、国会政論館で記者会見を行い「チョ・ジョンヒョク議員の全教組所属教師名簿公開に参加し、最後まで共にする」とし「現在までに参加意思を明らかにした議員は15人を越え、窮極的に50人余りに達するだろう」と明らかにした。この日までに確認された参加議員はキム・ヒョジェ,シム・ジェチョル,チョン・ジンソク,チョン・ドゥオン,チン・スヒ,チャ・ミョンジン,イ・チュンシク,イム・ドンギュ,チョン・テクン,ク・サンチャン,パク・ヨンア,カン・ヨンソク,キム・ヨンテ,チャン・ジェウォン,イ・ドゥア(順不同)議員だ。

キム・ヒョジェ議員は「全教組は憲法に保障された結社の自由により結成された合法的労働運動団体であり名簿を公開しない理由がない」とし「裁判所と対立点を立てるのではなく、ソウル南部地方裁判所の一判事の偏向した判決に対する意思を表明するために名簿公開に参加する」と明らかにした。

だが、これら議員の行動は司法府の判断に対する正面からの挑戦であり、民主主義の根幹を揺るがす行為だという指摘を受けている。

チョン・セギュン民主党代表はこの日、拡大幹部会議で「チョ・ジョンヒョク議員が法にないことをして裁判所が‘誤りだ。中断しなさい’と命令したにもかかわらず、それに正面対応し裁判所と争いを浮き上がらせている」として「与党であることを放棄するだけでなく国会議員であることまで放棄することではないのか」と批判した。

ウ・ウィヨン民主労働党スポークスマンは「組織的に判決不服運動を展開することが、父母の知る権利と何の関係があるのか納得し難い」と指摘し、キム・ジョンチョル進歩新党スポークスマンは「ハンナラ党は教師の人権破壊、裁判所判決を無視することの先頭に立つ組織暴力集団なのか」と反問した。

オム・ミニョン全教組スポークスマンは「不法行為に対する責任を明確に問うために組合員名簿を上げているすべての議員を相手に一括的に訴訟を提起する方針」と話した。

これと共に全教組名簿公開禁止の根拠となった‘教育関連機関の情報公開に関する特例法’制定に、ハンナラ党議員らが先頭に立ったと発表され、自分たちが作った法を先頭に立って破っているという指摘も提起されている。2007年5月この法案の発議者19人の内、大部分がハンナラ党議員であり、今回全教組名簿公開に参加しているチョン・ドゥオン、チン・スヒ議員も代表発議者であった。この法は「この法により公示または提供される情報は生徒および教員の個人情報を含んではならない」(第3条2項)と釘を刺している。

先立ってソウル南部地方裁判所民事合議51部(裁判長 ヤン・ジェヨン)は去る15日、全教組がチョ議員を相手に出した名簿公開禁止仮処分申請で「教員の権利を不当に侵害する可能性が非常に大きい」として公開禁止決定を下した。しかし、チョ議員は19日 自身のホームページに該当資料を掲げ、裁判所は27日これを中断する時まで一日に3000万ウォンずつ支給しろと決めた。
アン・チャンヒョン,チョン・インファン記者 blue@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/418638.html 訳J.S