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韓国経済 対外依存度 高まる

登録:2010-04-30 11:13

原文入力:2010-04-29午後07:25:20(1010字)
輸出入比率 史上初めて30%突破
輸出付加価値 創出度は最低

キム・スホン記者

←国内経済の輸出入比率推移

わが国経済で輸出入が占める比率が史上初めて30%を越えるなど、対外依存度が激しくなったことが分かった。反面、輸出を通じて作られる国内付加価値は急激に下落しており、内需産業の積極的な育成が至急だと指摘された。

韓国銀行が29日発表した‘2008年産業連関表作成結果’によれば、2008年我が国の財貨とサービス総供給額(総需要額)は3320兆3000億ウォンであり、2007年より18.2%増加した。総供給額に輸入が占める比重は17.5%、総需要額において輸出比率は16.6%であり、我が国経済の輸出入比率は34.1%と集計された。これは2007年に比べ4.7%上昇したもので輸出入比重が30%を越えたことは今回が初めてだ。

輸出比重は増えたが輸出の付加価値誘発係数は2007年0.600から2008年は0.533に落ち歴代最低水準を記録した。これは1000ウォンを輸出すれば533ウォンだけが国内付加価値として創出され、残り467ウォンは原材料などの輸入に使われるという意だ。輸出の付加価値誘発係数が低くなったことはウォン-ドル為替レートと国際原材料価格が上がった状況で、原材料輸入依存度の高い鉄鋼、化学など基礎素材の輸出比重が上がったことに伴うものと分析される。中間材輸入比率が22.8%から27%に増えたことにより、全体産業の平均付加価値誘発係数も0.666で、2007年の0.722に比べ大幅に下落した。

国際金融危機で消費心理が萎縮する中で民間消費支出の内 娯楽サービスの比率は3.5%から3.2%に、輸送装備は2.6%から2.3%に減った。ただし教育サービスは8.0%から8.3%に比率が大きくなった。産業構造で製造業が占める比重は48.8%から2.3%増加した反面、サービス業は不動産および事業サービス、卸小売、金融および保険など大部分の業種が萎縮し比重が40.4%から38.4%に2.0%減少した。

キム・スホン記者 minerva@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/418442.html 訳J.S