本文に移動

女性演技者 60%が "性接待 提案受けたことがある"

登録:2010-04-28 06:03

原文入力:2010-04-27午後07:22:03(1580字)
6.5% "性暴行など被害" …49% "無償出演 強要"
一部企画会社は‘スポンサー’支援受け会社運営も

ソン・ジュンヒョン記者,ナム・チウン記者

←女性演技者人権侵害実態調査結果

人権委, 芸能界 300余人 調査

女性演技者10人の内、6人(60.2%)が放送関係者や社会有力人士に対する性接待の提案を受けた経験があり、これを拒否した人々の内、半分(48.4%)はキャスティングや広告出演などで不利益にあったという国家人権委員会(委員長 ヒョン・ビョンチョル)の調査結果が出た。昨年3月、故チャン・ジャヨン氏が自ら命を絶ち火を噴いた女性芸能人に対する人権侵害の実態が今回の調査を通じてあらわれた。

国家人権委員会は27日、韓国女性政策研究院に依頼し女性演技者111人と演技志望生240人,芸能産業関係者11人などに深層面接した結果を公開した。人権委が明らかにした人権侵害事例を見れば、女性演技者らはセクハラや性暴行のような被害はもちろん、所属会社の暴言と整形手術圧力などに苦しめられていることが明らかになった。

 "所属会社の要求で会食,酒席などに何度も呼ばれていったことがあります。決定的に事故がおきはしなかったが、油っこい…非常に不快な状況でした。これが後日その企画会社と契約をしなかった理由です。" (20代半ばの演技者との深層面接)

酒席接待の要求や性接待提案などの経験の他にも、身体の一部(胸・尻・脚など)を触る行為などの被害を経験した演技者が31.5%と調査された。また直接的な性関係要求を受けたという人が21.5%であり、性暴行など明白な犯罪被害を経験した人も6.5%に達した。また女性演技者の55%は有力要人との‘スポンサー関係’提案も受けたと調査された。"パパのような方が夕食を食べ‘私の愛人にならないか’とこのように言うんです。‘いいえ。怖いんですよ’と言うと‘君がしたいこと何でもできるようにしてやる、私は君の若さを買う’と言うんです。" (20代始めの演技者志望生 深層面接)

企画会社との不公正取引経験を尋ねる質問には、回答者の半分(49.2%)が 「行事に無償出演を強要された」と答え「事前の同意なしに契約が譲渡される経験をした」という演技者も36.5%もいた。財政が不十分な一部企画会社らは、女性芸能人を媒介に‘スポンサー’の支援を受け会社を運営する事例もあると調査された。

女性演技者志望生らは現役演技者らに比べ身体に対する自己決定権の侵害を受ける事例が多かったが、志望生の中でダイエットや整形手術の勧誘を受けた経験が各々72.3%と58.7%と現れた。

今回の調査を総括したムン・ギョンナン人権委常任委員は「芸能界の構造的問題を解決するための制度的装置を用意しなければ、第2,第3のチャン・ジャヨン事件が発生しかねない」として関連法の整備と女性芸能人協会設立などの自救努力が必要だと明らかにした。
一方、今回の調査結果に対してムン・ジェガプ韓国放送映画公演芸術家労働組合政策委議長は「この問題は芸能界の構造的弊害として接近するべきで、その頂点に地上波放送会社がいる」と主張した。しかし<韓国放送>高位関係者は「あきれることこの上なく無責任な調査」とし「具体的事例があるならば司法機関に渡せば良いことなのに、このように公論化させるのは一種の魔女裁判」と反論した。

ソン・ジュンヒョン先任記者,ナム・チウン記者 dust@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/418053.html 訳J.S