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全国河川‘4大河川方式’開発推進

登録:2010-04-27 09:09

原文入力:2010-04-27午前08:13:03(1415字)
浚渫後 堰建設…東津江・萬頃江など含む
"大統領府すでに承認" …選挙前 来月発表 検討

チョン・ヒョクチュン記者,クォン・ウンジュン記者

←‘4大河川事業阻止のための天主教連帯’所属司祭と信徒たちが黄砂混じりの雨が降った26日夕、ソウル,中区,明洞聖堂入り口で傘を差したまま生命平和ミサを上げている。このミサは4大河川事業が中断される時まで毎日続く。 キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr

政府が地方選挙を控え4大河川以外の全国河川も開発するプロジェクトの発表を検討している。特にこれら河川を4大河川のように大規模浚渫工事を行い、事実上ダムに近い堰を建設する方式で開発する方針であり論難が予想される。

26日国土海洋部高位関係者は「4大河川から除外された国家河川と地方河川は今年下半期に総合計画を樹立し、段階的に整備する計画だったが、中間報告をはやく受け整備計画の発表を検討している」と明らかにした。これと関連して、別の国土部関係者も「すでにチョン・ジョンファン国土部長官の承認と大統領府の承認が出たと理解している」として「現在、党政協議中なので発表時点を調整しているが、早ければ来月初めに発表するだろう」と話した。

国土部が開発を推進する対象河川は、4大河川事業から除外された安城川・東津江・萬頃江・兄山江など国家河川と地方自治体が管理する地方河川などだ。これらの川の開発は4大河川方式で展開すると見られ憂慮されている。国土部関係者は「4大河川事業と同様に国家河川や地方河川で洪水にぜい弱な分野は浚渫を行い堰を建設し農耕地は補償をすることになるだろう」と話した。この場合、4大河川と共にまた別の乱開発を産み、土地補償金など地域住民の開発心理を呼び起こしかねない。

昨年6月、国土部が出した‘4大河川再生マスタープラン’によれば‘(4大河川以外)残りの国家河川と地方河川は2010年までに別途の総合計画を樹立し、段階的に整備する計画’とされている。国土部が4大河川から除外された河川開発を急ぐことを巡り、4大河川事業に対する批判を鎮め、地方選挙に備えるためのばらまき用政策という批判が大きくなっている。また4大河川事業に反対する教授や市民団体側から「梅雨被害を最も多くあっている所が4大河川ではなく地方河川なので、地方河川を先に開発しなければならない」という批判に対する宥和用という解釈も出ている。

匿名を要請した国土部要人は「上層部ラインで地方選挙前に資料をはやく作れと要求した」とし、「4大河川事業が運河用で嶺南地域に偏重されているという批判を相殺させ、汚染の激しい河川をまず開発しなければならないという論理で事業を推進させているが、根本的には‘選挙用’」と話した。チョ・ミョンレ檀国大教授(都市計画学科)は 「4大河川事業に対する論難が続く状況で、費用便益分析など経済的妥当性を検討しないまま、また別の開発を検討するのは政治的論難と事業の不確実性を高めるだけ」と指摘した。

チョン・ヒョクチュン,クォン・ウンジュン記者 details@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/417961.html 訳J.S