本文に移動

野党‘スポンサー検事’特検要求

登録:2010-04-23 08:53
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/417310.html

原文入力:2010-04-22午後07:02:36(1390字)
"起訴権独占した検察が自ら調査?…尻尾切り 憂慮"
真相究明委員長にソン・ラクイン教授…検察調査団 業務開始

キム・ナムイル記者,イ・セヨン記者

前・現職検事57人の実名が登場する‘接待リスト’疑惑を調査する真相究明委員会委員長をソン・ラクイン(60)ソウル大法大教授が引き受けることになった。検察はこの委員会に付属する真相調査団(団長 チェ・ドンウク大田高検長)に22日検事7人を配置し、関連資料確保と現場実態調査などの調査に入った。
しかし野党などは "検察調査団の調査は信頼できない" とし、特別検査の導入を要求するなど疑惑調査開始から論難が大きくなっている。

検察はこの日午後、ソン教授が真相究明委委員長を受けることに受諾し、委員は委員長と協議して言論・文化・女性・法曹・経済など各分野の人々を網羅し23日に選任する予定だと明らかにした。

チェ団長はこの日午前、ソウル,瑞草洞の最高検察庁でキム・ジュンギュ検察総長に申告を終えた後、ソウル高等検察庁に用意された事務室に移り業務に入った。チェ団長は実務を率いる調査チーム長にイ・ソンユン ソウル西部地検刑事5部長検事を、調査検事としてはチュ・ヨンファン最高検察庁犯罪情報研究官など検事5人を選抜した。

調査団の調査は高位職検事たちが関わるうえに疑惑内容がわいろ・性接待など特別捜査領域なので小切手などの資金追跡,通話記録照会,対面尋問など一般的な特別捜査手続きに準じてなされる展望だ。調査団はこの日、検事接待疑惑を提起した前職建設業者社長チョン・某(51)氏の情報提供資料を確保し、名前が出て来た検事たちの釜山地域勤務時点など基礎的な事実確認作業を始めた。

チョン氏はこの日<ハンギョレ>との通話で 「検察が主となる真相調査団で正しい調査ができるのか憂慮されるが、資料協力や対面尋問などには積極的に協力する」と話した。検察がチョン氏に対して申請した拘束執行停止取り消し可否は23日午後、釜山地方裁判所で審理がなされた後に決定される。チョン氏は昨年9月から膝の手術などを理由に拘束執行が停止した状態だ。

民主党はこの日、特検導入を要求した。イ・ガンレ民主党院内代表は最高委員会議で検察の真相究明委構成と関連し「過去の経験から見て、今回も結局とかげの尻尾切りのように目を隠して阿吽することになるだろう」と批判し「正確な処理方法は特検と検察改革を通じて扱うほかはない」とし、特検導入を要求した。パク・ジュソン最高委員は、真相究明委に民間人が含まれたことに対し「検察が捜査権はそのままにして法的権限のない民間人を呼び調査を受けると言うのか」と批判した。民主労働党も論評し「捜査権と起訴権を独占してきた検察自身が犯罪者となった状況で必要なことは特検だけ」と主張した。

一方、参与連帯はこの日 チョン氏の接待リストで名が挙がっている前・現職検事57人をわいろ授受疑惑で告発する内容の告発状を最高検察庁に出した。

キム・ナムイル,イ・セヨン記者 namfic@hani.co.kr

原文: 訳J.S