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警察, 進歩教育長候補‘査察’論難

登録:2010-04-22 09:09

原文入力:2010-04-21午後09:53:16(1108字)
左派戦略・情勢分析など指示した‘情報系内部文書’現る
ソウル警察庁 "そのような文書はない"

キル・ユンヒョン記者

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警察が6・2地方選挙を控え進歩指向の教育長候補の動向を監視し、保守指向候補の選挙支援のための情報活動に乗り出した情況を示す文書が公開され波紋が予想される。

21日<連合ニュース>を通じて公開されたA4用紙一枚分のこの文書(写真)によれば、警察は一線情報課刑事らに‘学校・教育庁関係者たちの左派候補連係’ ‘無償給食・候補単一化の他に左派勢力らがどんな選挙戦略を持っているのか’等を把握し報告することを指示した。また‘全教組・民主労総など左派勢力が教育長候補に対しどのように支援しているのか’を把握し‘資金・組織的な面と法の網を巧妙に避けて出て行く側面まで同時に確認しなさい’と注文している。

だが保守指向候補に対しては‘専門家たちはどんな戦略で臨めば右派が勝利できると見ているのか’‘右派教育長候補が政府与党に要求する事項があるのか’等を把握するようになっている。

この文書はソウル地方警察庁情報係が警察内部網(イントラネット)を通じ去る16日に一線警察署情報課に送ったことが把握された。警察情報分野のある関係者は「情報業務内でも国家政策などに対する各界の反応を把握する‘企画情報’側実務者らどうしがやりとりした業務連絡文書と理解している」と話した。

参与連帯はこの日声明を出し「警察が政府に批判的な教育長候補やその支援勢力に対し組織的な妨害と圧力を加えるために事前整地作業をしたもの」として「検察と選管委は警察の選挙法および国家公務員法違反行為を直ちに捜査し、真相を糾明して責任者を厳重処罰しなければならない」と主張した。2200余の市民・社会団体が結成した‘親環境無償給食草の根国民連帯’も声明を通じ 「有権者らの政治活動は徹底的に封鎖され、中立を守らなければならない国家機関は政府・与党のために熱心に選挙運動をしている」として「この程度になれば正常な選挙が行われにくいほど重大な危機状況」と指摘した。

これに対しソウル地方警察庁公報担当官室は「該当部署に問い合わせをしてみたが、そのような文書を一線に送ったことはないと把握された」と否認した。 キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/417156.html 訳J.S