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高裁 "スポンサー検事 解任正当"

登録:2010-04-21 09:48

原文入力:2010-04-20午後07:47:16(1055字)
"法人カード受け取り 1億 使用…単純好意と見るには難しい"

ソン・ギョンファ記者

高裁 "スポンサー検事 解任正当"

建設業者代表から法人カードを受け取り、1億ウォン近くを使い解任されたキム・ミンジェ(50)前釜山高等検察検事に対する解任処分は正当だという控訴審判決が下された。

ソウル高裁行政4部(裁判長 ユン・ジェユン)はキム前検事が法務部を相手に出した解任処分取消請求訴訟で1審と同じく原告敗訴判決をしたと20日明らかにした。

裁判所は判決文で「カード使用金額が1億ウォンに達し、単純な好意と見るには難しいほど巨額だ」とし「何回も刑事事件で問題になったことのある人から金品を提供され、検事の公正性と清廉性に対する国民の不信を引き起こしただけに解任処分が違法と見ることはできない」と明らかにした。

1994年、清州地検に勤務していた当時、建設業者代表チョン・某氏に初めて会ったキム前検事は以後2001年に水原地検特捜部長として勤め、当時 京畿龍仁で事業をしていたチョン氏と再会し食事とゴルフなどを共にした。チョン氏は水原地検特捜部検事たちに昼食を接待することもした。

2005年、水原地検驪州支庁長に席を移したキム前検事はチョン氏から建設会社の法人カードを受け取り、デパート・飲み屋・ホテル・ゴルフ練習場・江原ランドなどで使い、カード有効期間が満了する度にカードを交換しながら2008年7月までに計9766万ウォンを使っていた。こういう事実が明らかになるや、法務部は懲戒委員会を開き昨年1月にキム前検事を解任したが、彼は「格別の親密な縁故関係にあっただけで職務上請託はなかった」とし訴訟を起こした。

チョン氏は2002年9月水原地検特捜部で住宅建設促進法違反などの疑惑で拘束され、2008年ソウル中央地検でも拘束起訴され有罪判決を受けるなど各種刑事事件にかかわっていた。

先立ってソウル行政法院は、公務員年金管理公団がキム前検事の退職給与および手当ての中から25%を減らした2億1090万ウォンだけを支給し、これに反発し彼が起こした退職給与など減額処分取消請求訴訟も棄却した経緯がある。

ソン・ギョンファ記者 freehwa@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/416934.html 訳J.S