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[この人] "5月の記憶…映画とは違う感動の贈り物"

登録:2010-04-20 11:55

原文入力:2010-04-20午前10:04:46(1334字)
歌・踊り交えて躍動的な舞台 披露
製作陣‘闘士会報’‘広大(仮面劇などの役者)’として抗争に参加

チョン・デハ記者

←製作総監督キム・テジョン(53・中央),小説家 チョン・ヨンホ(53・右側).

5・18 30周年記念ミュージカル‘華麗なる休暇’製作陣

私たちの世代はどうしても‘光州’との縁を切ることはできないようです。"

5・18抗争30周年記念ミュージカル<華麗なる休暇>製作総責任を引き受けた小説家チョン・ヨンホ(53・一番右側)メイエンターテイメント代表は19日、「歌と踊りなど演劇的要素が加えられ映画とは違う感動を与えるだろう」と話した。

この作品は5・18を正面から扱った映画<華麗なる休暇>を骨格にし、文化観光部と光州市の支援を受けミュージカルに脚色したものだ。<ハンギョレ>が共同製作として参加した。<ブルーサイゴン>のクォン・ホソン(47)氏が演出を引き受け、ミハイル  シュタウダホ(45・慶煕大ポストモダン音楽科)教授が音楽監督を引き受けた。光州ビッゴウル(光の村)市民文化館(5月15~19日)とソウル国立劇場大劇場(6月12~13日)公演を控え、去る16日から前売りを行っている。

ミュージカル<華麗なる休暇>はチョン代表をはじめ5・18抗争経験者たちの積極的な参加で誕生できた。1980年5月当時、全南大仮面劇サークルで活動したチョン代表は‘闘士会報’の編集担当として印刷物製作に参加し抗争に飛び込んだ。10日間の抗争の最後の日である27日明け方、紆余曲折の末に現場を脱出しソウルに逃避した後‘虐殺’を知らせる録音テープを製作し全国に配布した。結局、それにより投獄され解放された以後、光州で文化・出版運動に注力してきた彼は「今回のミュージカルが‘5月の全国化’という30年の宿題を解決するのに少しでも役に立つことを願う」と話した。

製作総監督のキム・テジョン(53・中央)氏も80年5月‘広大’として抗争に参加した。その年の5月18日、旧光州YWCAで劇団広大のメンバーとして<ハン氏年代記>公演の練習をしていた彼は、印刷物を製作し国民決起大会の司会を担当し、手配・逮捕の苦難を体験した。キム総監督は「鎮圧される前日夜、銃を受け取った労働者の友人が結局、鎮圧軍の銃に撃たれ亡くなった」とし、彼は「リハーサルの時、作品の終わりに市民軍たちが‘私たちを覚えていてください’と歌う場面を聞き、その友人の姿が浮び上がった」と感慨にひたることもした。

今回の舞台には全国からオーディションを経て選ばれた32人の俳優が熱演する。チェ・ヤンファ(46・湖南大 マルチメディア公演映像学科教授)芸術監督は 「音楽が5・18を体験しなかった世代にも感動を伝えるだろう」と期待した。(062)655-3580.

光州/文・写真 チョン・デハ記者 daeha@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/416788.html 訳J.S