原文入力:2010-04-18午後09:21:50(846字)
昨年 共稼ぎも急増
貧困世帯 3年間に25万↑
ファン・イェラン記者
国内貧困世帯が急増し、大卒以上の高学歴層の貧困化も深刻化したことが分かった。
現代経済研究院が18日に出した‘国内貧困層の構造的特徴と課題’という報告書によれば、世帯主が専門大学卒業以上の学歴を持った貧困世帯の比重が昨年11.7%と調査された。
2006~2008年の9%台内外から突然増えたわけだ。貧困世帯とは、所得が全世帯所得のまん中を意味する中位所得の50%に達し得ない世帯をいう。
特に高学歴層貧困世帯を年齢別に分析してみれば、40代世帯主の比重が2006年19.6%から昨年は32.7%に大きく増加した。30代の比重も昨年25%、50代(8.8%)や60代以上(20.3%)より高かった。職業では管理・専門・事務職従事者の比重が2006年の17.9%から昨年は29.3%に増えた。貧困世帯の内で共稼ぎ夫婦も2006年の2.6%から昨年5.4%に2倍以上増えた。景気低迷で夫婦が共稼ぎに出た貧困層が多くなったためと見える。
全体貧困世帯数も増加した。2006年に232万7000世帯だった貧困世帯数は、昨年は257万1000世帯で、3年間に10.5%増えた。貧困世帯主の職業は、無職・分類不能(63.1%),単純労務(14.5%)等、準失業状態の比重が77.6%に達した。
現代経済研究院イ・ブヒョン研究委員は「景気低迷で家計収支が悪化しているうえに所得両極化と中産層崩壊が深刻だ」とし「11.6%に達する勤労貧困層のためのオーダーメード型福祉政策、高齢者に対する老後の生活支援拡大などが必要だ」と話した。
ファン・イェラン記者 yrcomm@hani.co.kr
原文: 訳J.S