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韓国野党第一党代表「尹大統領のメディア掌握熱は軍事独裁を連想させる」

登録:2023-11-14 07:03 修正:2023-11-14 09:06
共に民主党のイ・ジェミョン代表が13日午前、国会で行われた最高委員会議に参加している=キム・ボンギュ先任記者//ハンギョレ新聞社

 共に民主党のイ・ジェミョン代表は13日、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対して「言論弾圧政権、拒否政権、口とやっていることが別の政権という汚名をぬぐうためには、放送法を直ちに受け入れよ」と語った。

 イ代表は13日午前に国会で行われた党の最高委員会議で、「民意も拒否し、国民も拒否し、国会も拒否し、拒否権も乱発し、聴聞報告書の採択もされていない人物を見境なく任命する拒否政治はもうやめるべきだ」とし、上のように述べた。

 イ代表は「ニューヨーク・タイムズは、尹錫悦大統領のメディア掌握に対する熱意は韓国の軍事独裁時代を連想させると報道した」とし、「検察が政権に批判的なメディアを脅迫し捜査対象にしていることを批判したもの」だと述べた。

 続けて「国会が可決した放送3法(放送法、放送文化振興会法、韓国教育放送公社法)の公布は、国際的に恥をかいた尹錫悦政権の誤ったメディア観を正し、言論の自由を回復する最後の機会」だとし、「(大統領選の)候補時代には言論の自由は民主主義社会の基本だと言っていた大統領が、今になって万が一にも放送3法の立法を拒否すれば、言論の自由の信奉者だと主張しつつメディアの統廃合、ジャーナリスト粛清をおこなったかつての独裁政権と変わらない」と付け加えた。

 ニューヨーク・タイムズは10日(現地時間)、ソウル中央地検が大統領選挙介入世論操作特別捜査チームを設置し、政府に批判的な報道をおこなったメディアに対して繰り広げている捜査の内容を詳しく報道した。イ代表は「国民の厳しい審判の前では変わると言っておきながら、裏では拒否権を行使するという『口とやっていることが別』の政治はもうやめるべきだ」とし「存在を認め、協力し、力を合わせるべき時だと思う」と語った。

カン・ジェグ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/1116054.html韓国語原文入力:2023-11-13 14:03
訳D.K

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