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キム・ジェチョル MBC社長‘尋常でない泗川(サチョン)行’

登録:2010-04-17 12:21
https://www.hani.co.kr/arti/society/media/416460.html

原文入力:2010-04-16午後07:38:13(1220字)
選任後・ストライキ期間などに訪問 頻繁
社内外で選挙出馬‘足場作り説’

イ・ムニョン記者

去る9日夕方、キム・ジェチョル<文化放送>(MBC)社長が慶南泗川のある食堂で目撃された。労組ストライキ5日目だった。文化放送労組と地域住民たちによれば、3人の随行員と到着したキム社長は、食堂で小学校同窓会長に会った。社長選任(2月26日)直後の先月11日にもキム社長は泗川に寄って行った。印鑑証明をとるためだったことが分かった。3月18日と4月10日にも泗川行日程(同窓会事務室開所式出席目的)を決めたが取り消した。

文化放送内部構成員たちと泗川住民たちの間では、キム社長の頻繁な訪問を選挙出馬のための‘足場作り’と解釈する見方が広がっている。特にストライキ中の泗川訪問について 「政治的中立を守らなければならない公営放送社長が崖っぷちに立ったMBCを放り出して‘地方区管理’にばかり熱を上げている」 という批判が出ている。

キム社長の‘泗川管理’は長い‘歴史’を持っている。報道局のある古参記者は「副局長時期の2000年初中盤からキム社長は泗川市長出馬意志を公然と表明して通っていた。当時、報道局内では皆が知っていた話」と話した。清州文化放送と蔚山文化放送社長時期には、幹部ワークショップを泗川で開くこともした。印鑑を泗川でとった理由も、キム社長が2007年10月に住所地を泗川のあるアパートに移したためだ。

泗川のある住民は「2006年地方選挙前後に‘ジェチョル サランヘ’という文句のプラカードが泗川市内に掲げられた」と伝えた。文化放送社長に選任された当日にも市内には祝いの横断幕20ヶ余りが張り出された。山岳会,同窓会,宗親会などの名義で社長選任前に製作が終わった状態であった。泗川市庁には2月26日から3月9日まで横断幕24ヶを張り出すという製作業者の申告があったことが確認された。

ある住民は「キム社長が李明博大統領との縁を何度も強調し、大統領選挙が終われば自分が直ちにMBC社長になるという話もしていた」とし「泗川住民たちは社長の任期終えれば政治をしに下ってくるのだと皆が思っている」と話した。

本社社長赴任と同時に先任社長たちとは違い清州文化放送時期の運転手と随行秘書を連れてきた点や、泗川出身の晋州文化放送職員を社長特別補佐官に任命したことも‘泗川管理’のための布石ではないかという解説が出ている。キム社長の説明を聞くために、この日何度も通話を試みたが連絡がつかなかった。随行秘書は「社長が通話を願っていない」と伝えた。

イ・ムニョン記者 moon0@hani.co.kr

原文: 訳J.S