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元貨 切上げ切迫 展望に為替レート急落‘1110ウォン台’威嚇

登録:2010-04-13 09:51
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/415636.html

原文入力:2010-04-12午後09:51:54(1004字)

キム・スホン記者

中国の元貨切上げ時点が差し迫ったという観測が出て韓国ウォン価値も急騰している。
12日ソウル外国為替市場でドル貨に対するウォン為替レートは去る9日より4.1ウォン下がった1114.1ウォンで取り引きを終えた。これは米国投資銀行リーマンブラザーズの破産でウォン-ドル為替レートの急騰が始まった頃の2008年9月17日(1116.0ウォン)以後、1年7ヶ月ぶりに最も低い水準だ。この日のウォン-ドル為替レートは前取引日より0.2ウォン下がった1118.0ウォンで取り引きを始めた後、1111.4ウォンまで下落し1110ウォン水準を脅かしたが外国為替当局の介入可能性が出てきて外国人の株式純売渡で落ち幅を減らした。

外国為替市場参加者らは元貨切上げ期待感にともなうドル貨劣勢でウォン-ドル為替レートが下落したと説明した。チョ・ジェソン新韓銀行金融工学センター エコノミストは「市場では今週中に中国が元貨を切上げするという展望が出回り、為替レートが大きく下がった」とし「元貨切上げ以後にも追加的下落要因が多くウォン-ドル為替レートが反騰するのは容易でないだろう」と話した。

だが、一部では元貨切上げ期待感がすでに相当部分反映されただけに、ウォン-ドル為替レートの下落幅は今後は制限されるという展望も出ている。チョン・ギョンパル外国為替先物研究員は「2005年の元貨切上げの時、ホットマネーが元貨に集まりウォン貨(韓国ウォン)をはじめとするアジア通貨は3ヶ月程度劣勢を示した」とし「今回も元貨が切上げされれば投機性資金がウォン貨を売り元貨に移る可能性があり、ウォン-ドル為替レートが短期的に上昇する可能性がある」と予想した。

一方、韓国銀行は今年1分期の銀行間一日平均外国為替取り引き規模が236億7000万ドルで、前分期の227億ドルより4.3%増加したと明らかにした。これは米国発金融危機以前の2008年3分期238億5000万ドル以後、1年半ぶりの最大規模だ。

キム・スホン記者 minerva@hani.co.kr

原文: 訳J.S