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米ヘリコプター‘ロイター記者 射殺’動画 公開

登録:2010-04-07 09:32

原文入力:2010-04-06午後11:01:56(998字)
米操縦士 無差別乱射後
コンピュータ ゲームのように "よくやった"

チョ・イルジュン記者










↑2007年7月イラク,バグダッドで米軍のアパッチ ヘリコプターが非武装民間人たちを射殺した。写真左側から射撃対象を捕捉する場面と、機関砲を撃つなり立ち込める煙が上がり負傷者を乗せている乗合車にも機関砲弾を浴びせる直前の様子。 ウィキリク/ロイター連合ニュース提供

意図しようが意図しまいが、戦争中の民間人殺傷は犯罪行為だ。米国は戦争中に発生したこういう民間人被害をいわゆる‘コラテラル・ダメージ’(付随的被害)と遠まわしに表現する。米軍がイラク戦争渦中に当初から‘コラテラル・ダメージ’を避けようとする努力もせず民間目標物をコンピュータゲームでもするように殺傷した動画が公開され衝撃を与えている。

イラク戦争の最盛期だった2007年7月12日、米軍アパッチ ヘリコプターの30㎜機関砲がバグダッドのある建物上空で地上にいた一群の人々に向けられ火を吐いた。現場はあっという間に立ち込める煙と悲鳴に覆われ、10分間余りの追跡射撃で<ロイター>通信カメラマンのナミルヌル エルディーン(22)と同僚運転者サイド クマグ(40)を含め少なくとも12人が亡くなった。

当時の状況が生々しく記録されたビデオ映像が5日公開された。米国政府と企業の秘密情報暴露ウェブサイト‘ウィキリク’(www.wikileaks.org)が入手し公開したこの‘機密資料’は当時空中から撮影した動画と共に操縦士と指揮部との交信内容が含まれている。

動画を見れば、武器と見える物体を持った2人を除いた残りは全員何も持っていなかったが無差別銃撃を受けた。交信には「続けて打て」,「よくやった」,「オー、奴らが死んだかちょっと見てみろ」のような対話が行き交った。2週間後、米軍当局は<ロイター>にカメラマンのカメラを武器と誤認したと弁明したが、情報公開法に基づく動画提供要請は今まで拒否してきた。

チョ・イルジュン記者 iljun@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/414609.html 訳J.S