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韓国、ウズベキスタンを下し決勝へ…サッカーU-17、最後の相手は日本

登録:2023-06-30 10:19 修正:2023-06-30 15:20
韓国U-17男子サッカー代表チームのペク・インウ(左)が30日(韓国時間)、タイのパトゥムターニー・スタジアムで行われた2023AFC U-17アジアカップのウズベキスタンとの準決勝で先制ゴールを決め、喜んでいる=大韓サッカー協会提供//ハンギョレ新聞社

 ピョン・ソンファン監督率いる韓国代表チームが、21年ぶりの優勝の栄光まであと一歩となった。

 17歳以下(U-17)男子サッカー代表チームは30日(韓国時間)、タイのパトゥムターニー・スタジアムで行われた2023AFC(アジアサッカー連盟)U-17アジアカップの準決勝で、ウズベキスタンを1-0で下し決勝に進んだ。2014年のタイでの大会以来、9年ぶりの決勝進出だ。韓国は1986年と2002年大会が最後の優勝。アジアのトップ奪還が目前に迫った。

 ウズベキスタンとの準決勝のスタートは順調ではなかった。今大会の4試合で、どのチームに対しても60~70%台の占有率を逃したことがない代表チームは、前半初め劣勢に立たされた。前の4試合を1失点の守備で封じてきたウズベキスタンは、スタートから試合のテンポをリードし主導権を握った。占有率は一時30-70まで傾いた。しかし、韓国の勢いが上がるまでに長い時間はかからなかった。

韓国U-17男子サッカー代表チームの選手とコーチ陣が30日(韓国時間)、タイのパトゥムターニー・スタジアムで行われた2023AFC U-17アジアカップのウズベキスタンとの準決勝での勝利後、記念撮影をしている=大韓サッカー協会提供//ハンギョレ新聞社

 戦勢を一発で覆したのは、ペク・インウ(龍仁市サッカーセンターU-18)の右足だった。前半28分、決定的な攻撃を展開するなか、チン・テホ(永生高)が相手のペナルティーエリア境界のすぐ外で反則を取り、フリーキックのチャンスを作った。ユン・ドヨン(忠南機械工高)とペク・イヌが並んでキッカーを務めた。ユン・ドヨンがボールを通り過ぎてタイミングを揺らし、ペク・イヌがゴールポスト下方を狙った精密なワンバウンドキックでゴールを決めた。

 ピョン・ソンファン監督指導の「デッドボール・スペシャリスト」らしい決め方だった。ペク・イヌは1次リーグ第2戦のアフガニスタン戦(4-0勝)とベスト8でのタイ戦(4-1勝)で、それぞれコーナーキックとフリーキックでチームの先制点を取った。ペク・インウは後半6分にも不意をつく長距離フリーキックシュートで相手GKの脅かした。これまで3試合無失点だったウズベキスタンの防壁に隙ができると、韓国はぐんぐんと追い込みはじめた。

ピョン・ソンファン監督=大韓サッカー協会提供//ハンギョレ新聞社

 前半18分、キム・ミョンジュン(浦項製鉄高)と相手のエリア内で有効シュートを合作したユン・ドヨンは、積極的な前方圧迫で何度も相手のボールの流れを断ち切って突撃した。ただ、何度か訪れた決定的なチャンスはゴールに結びつかなかった。前半のアディショナルタイムのボレーシュートは相手の守備で跳ね返り、後半13分の突破後のシュートはゴールポストに当たった。約3分後につかんだ1対1のチャンスはGKの好守備に阻まれた。

 ウズベキスタンをノックダウンさせる追加パンチは出なかったが、韓国は巧みに試合を切り盛りし1点差のリードを守った。韓国チームの最後の相手は、この日イランを3-0で下した日本。決勝で「韓日戦」となるのは同大会史上初めて。韓国は昨年6月、日本の仙台で行われたインターナショナルドリームカップ訪問試合で、日本に0-3で完敗している。決戦のときを迎えることになるわけだ。待望の決勝戦は来月2日午後9時、同じ場所で行われる。

パク・カンス記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/sports/soccer/1098169.html韓国語原文入力:2023-06-30 08:48
訳C.M

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