正義具現全国司祭団非常対策委員会(委員長:ソン・ニョンホン神父)は5日午後7時、仁川市弥鄒忽区朱安1洞(インチョンシ・ミチュホルグ・チュアンイルトン)の聖堂で時局ミサを開催する。
司祭団非対委は事前配布した声明書で「新型コロナウイルス禍後、経済協力開発機構(OECD)主要国の成長率は大きく向上したが、韓国だけは長期低迷局面に陥っている」とし、「沈没する難破船」に例えて尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領と政府の経済政策を集中批判した。
司祭団非対委は「日本すら追い抜く勢いだった輸出大国コリアが、15カ月連続の貿易赤字、8カ月連続の輸出減少、税収まで大きく減って第1四半期だけでマイナス24兆ウォン(約2兆5700億円)。大韓民国トップ営業社員を自任する大統領が米国と日本に従うことばかりに没頭する、俗称『全賭け外交』を敢行したことで起きた惨事」だとし、「尹大統領が韓米日三角同盟を既成事実としたことで、この30年間で最大の黒字をもたらした中国は最大の赤字国に転じ、所得、消費、小売、生産、輸出、財政、福祉のすべてが減少するすう勢だ」と述べた。
司祭団非対委は「そのせいで増えたのは売れずにたまっていく在庫だけであり、家計と企業の所得、政府の収入はがた落ち。その渦中にも尹錫悦大統領は兵器購入で18兆ウォン(約1兆9300億円)、投資名目で133兆ウォン(約14兆2000億円)を米国に注ぎ込んだが、米国は中国のバッテリー企業すら補助金支給車種に含めておきながら韓国だけは除外した」とし「韓国が中国に背を向けることを決めたのとは異なり、『両同盟』は妙な動きをしている」と付け加えた。
司祭団非対委は「それでも米国は中国を相変わらず貿易の最高最大のパートナーとして重視しており、誰かが投げ捨てて去った中国市場で意外な拾い物をした日本は『失われた30年』を終わらせる大反転の幕開けだとして勢いづいている」とし「日本が首脳会談を目標に北朝鮮との高官級協議を提案し、北朝鮮がこれに快く応じたというのはさらに驚くべきことだ。何も知らず最前線の突撃隊として飛び出した韓国だけが、振り上げた拳のやり場に困る格好となった」と主張した。
司祭団非対委は「私的欲望以外に何の哲学も能力もない者が、なぜその地位につくことになったのか。必死に米国と日本の操り人形のようにへりくだり、屈従し、屈辱を抱かせるのはなぜなのか」と問うた。