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検察で参考人調査を受けた妊産婦 流産

登録:2010-03-26 10:32
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/412422.html

原文入力:2010-03-26午前07:45:23(1209字)
ソウル, 衿川区庁 特別採用過程 80分余り調査受け
過剰・高圧的な捜査 疑惑…大検察庁 "監察進行中"

ノ・ヒョンウン記者

検察で参考人調査を受けた30代の妊産婦が、帰宅直後に流産し検察が過剰捜査をしたのではないかという論難がおきている。これと関連して、検察は正確な事件経緯と責任所在をはっきりさせるための監察調査に入った。

25日、大検察庁とソウル中央地検などによれば、妊娠中のソウル,衿川区庁技能職K氏は去る5日、ソウル中央地検特捜3部(部長 ヤン・ブナム)で区庁に特別採用された経緯について調査を受け帰宅した後、その翌日に流産した。K氏は同じ区庁で事務官として勤める父が自身の採用過程に影響力を行使したという疑惑に対しこの日午後5時20分から6時40分まで1時間20分程度の調査を受けた。当時K氏は妊娠9週目であった。K氏の父親は 「(娘が)妊娠した状態なので捜査を先延ばししてくれるよう頼んだが受け入れられなかった」とし「心が痛い」と話した。

特にK氏は検察に召還される直前まで受けていた産婦人科診療で遺産の危険がなかったことが分かり、検察が期待する陳述を得ようと強圧的な捜査をしたのではないかという疑惑が起きている。ある裁判官出身弁護士は「妊産婦が被疑者でもない参考人調査を受けた直後に流産をしたとすれば、検察としては高圧的な捜査という批判を免れ難いだろう」と話した。

検察はキム・ジュンギュ総長が就任後、捜査パラダイムの変化を継続して注文してきたが、こうしたことが起きたとして迅速な監察を実施するという方針だ。チョ・ウンソク大検察庁スポークスマンは「検察総長が24日帰国直後にこの事件と関連して報告を受けた後、監察府に調査を指示し現在監察が進行中」として「調査が終れば調査結果と関係なく監察委員会に回付するだろう」と明らかにした。

しかしソウル中央地検キム・ジュヒョン3次長検事は「妊娠事実を知り調査をする間も検事室ドアを開けておき、父親もすぐそばの休憩室で待機するように措置した」とし「(それで)調査もできるだけ急いで終えた」と解明した。ノ・ファンギュン ソウル中央地検長はこの日夕刻 帰途に事件経緯などを質問され「報告を受けておらず正確な事実が分からない」とした。

ソウル中央地検特捜3部は去る1月から衿川区庁の人事採用と委託子供の家選定過程などで、区庁長に支援金が流れた情況を捕捉し広範囲な捜査を展開した。しかし検察は先月、区庁長秘書室長1人だけを不拘束起訴し3ヶ月にわたる捜査を終えた。

ノ・ヒョンウン記者 goloke@hani.co.kr

原文: 訳J.S