原文入力:2010-03-16午後09:32:35(1486字)
無償給食, ウォン・ヒリョン 対 ナ・ギョンウォン,キム・チュンファン
デザインソウル, オ・セフン 対 ウォン・ヒリョン,ナ・ギョンウォン
ソン・ヨンチョル記者
ソウル市長出馬可否を天秤で量ってきたナ・ギョンウォン ハンナラ党議員が17日、競選出馬を公式宣言する予定であり、与党のソウル市長選挙戦がオ・セフン市長とウォン・ヒリョン,ナ・ギョンウォン,キム・チュンファン議員の4巴戦構図に固まった。
■アイデンティティ論争に広がった無償給食
ナ議員は16日<文化放送>ラジオ‘ソン・ソクヒの視線集中’に出演し「ウォン・ヒリョン候補についてはハンナラ党の代表性がちょっと弱い部分があるのではないかという点に対する論議があった」とし「党のアイデンティティと距離の遠い候補より、(党員が私に)点数を多くくれるのではないかと考える」と話した。ウォン議員が党論と異なる小学校無償給食公約を掲げたことを狙った発言だ。キム・チュンファン議員も「社会を破壊しかねない危険な発想」として無償給食を正面から批判した。これに対し、ウォン議員は「児童たちにご飯を食べさせる問題に、理念の定規を突きつけてはいけない」とし「堂々と対抗する」と反撃した。オ市長側は「無償給食の趣旨には同意するが、ソウルのような巨大都市ではどのように実行するかは深い研究と市民の同意が必要だ」とし慎重な態度を示した。
■挟撃される‘デザイン ソウル’
再選に挑戦するオ市長の力点事業であるデザイン ソウル政策に対しては、ウォン議員とナ議員が挟撃に出た。ウォン議員はこの日<仏教放送>ラジオ‘朝ジャーナル’に出演し 「デザインにオールイン(専念)する政策は、優先順位の誤りだ」とし「保育,教育,マイホーム取得,働き口問題などに政策の優先順位を集中しなければならない」と批判した。ナ議員も<ハンギョレ>との通話で「都市全体デザインに対する視角が不足しており、投じた予算に比べ成果が少ない」と指摘した。オ市長は 「デザインを小学校美術程度と考えるならばソウルの未来を責任を負うべきリーダーの資質を持っているか考えてみなければならない」と受け返した。オ市長のイ・ジョンヒョン公報特別補佐官も「デザイン ソウルを推進した後、外国人観光客が6百万から7百万に増加した」とし「デザインは浪費ではなく競争力であり働き口だ」と主張した。
■本戦競争力は誰?
本戦競争力は党内競選の戦いを左右する主要変数だ。オ市長側はこの間の実績と高い世論支持率を前に掲げる。イ・ジョンヒョン公報特別補佐官は「現在、市政満足度が70~80%に達しており、各種世論調査の高い支持率自体が競争力」と話した。
ウォン議員側は改革を前に掲げる。チャン・イル公報特別補佐官は「改革性向の若い市長として、ハンナラ党が抱えることのできない有権者を吸収できる」と話した。ナ議員は‘女性候補比較優位論’を前面に出す。ナ議員は「市民が要求する生活行政の側面で、他の男性候補より優位にある」と話した。3線区庁長を務めたキム・チュンファン議員は「福祉マインドを持った行政家出身が司法マインドより市民を安らかに迎えられる」と行政経験を強調する。
ソン・ヨンチョル記者 sychee@hani.co.kr
原文: 訳J.S