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"国旗に対する盟誓, 毎朝させろ"

登録:2010-03-15 10:10
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/410100.html

原文入力:2010-03-15午前07:56:28(1202字)
釜山教育庁‘時代錯誤 指針’…教員団体 "軍事政権時代か"

ホン・ソクチェ記者

釜山市教育庁(教育長 ソル・ドングン)が管内の小・中学校に公文書を送り、毎日朝会の度に生徒たちが‘国旗に対する敬礼’を行い、‘国旗に対する盟誓文’を朗読するようにしたことが確認された。教師団体らは‘生徒たちの自律性と創意性を奪う旧時代的発想’として反発している。

14日<ハンギョレ>が入手した釜山市教育庁の‘2010学年度国家アイデンティティ教育計画’公文書によれば、市教育庁は管内小・中学校(469校,生徒34万5802人)が3月3日から毎日、学級別朝会時間に代表生徒が‘国旗に対し敬礼!’を叫ぶと生徒たちは右手を左胸に置き、その間に代表生徒が‘国旗に対する盟誓文’を朗読するようにしている。

市教育庁は続けて 「各学校が運動場や講堂で毎月1回以上の全体朝会を持ち、この時は‘国民儀礼正式手続き’を実施せよ」とした。正式手続きは国旗に対する敬礼(敬礼曲演奏・盟誓文朗読) →国歌斉唱(1~4節または1節) →殉国烈士および護国英霊に対する黙祷の順で進行される。

市教育庁は先月24日に送ったこの公文で 「家庭、学校での自己アイデンティティ・国家アイデンティティ教育が不十分であり、最近各種儀式行事で生徒たちの参加態度が真剣でなく、国旗と愛国歌に対する基本礼節教育が確立されていない」とし「生徒たちが国を愛する心を育て、国家アイデンティティを確立できるように協力してくれ」と明らかにした。

国旗に対する盟誓は、1968年3月忠南道教育委員会が初めて作成し普及した後、1972年当時 文教部が全国的に拡大施行した。だが‘無条件な国旗愛国主義’と‘国家主義訓育’という批判が提起され、今は各級学校で朝会の時に実施していない。盟誓文は1972年,2007年に2度の改定を経て、現在は‘私は誇らしい太極旗の前で自由で正しい大韓民国の絶え間ない光栄のために忠誠を尽くすことを誓います’となっている。

市教育庁は今後、国家アイデンティティ教育関連条例も制定する予定だと公文で明らかにした。

市教育庁の方針により釜山の学校らは去る10日、教育庁に実行計画を報告し、近い将来その執行に入ると発表された。

これに対しムン・ジェギョン全国教職員労働組合釜山支部政策室長は「教育官僚らが21世紀を生きていく生徒たちを1970年代軍事政権時期に送りかえそうとしている」として「教師,生徒,父母、誰の同意も得られないだろう」と話した。

ホン・ソクチェ記者 forchis@hani.co.kr

原文: 訳J.S