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"北 貨幣改革後 餓死者 急増"

登録:2010-03-06 09:05

原文入力:2010-03-05午後09:10:59(1080字)
対北韓 人権活動 法輪僧侶 "食糧供給 途切れ価格暴騰"

クォン・テホ記者

←法輪僧侶

昨年末、北韓で貨幣改革を断行した後、餓死者が急増していると伝えられた。

対北韓人権団体‘良い友だち’の理事長の法輪(写真)僧侶は4日(現地時間)‘貨幣改革以後の北韓状況’を主題に米国,ワシントン コーラスハウス(駐米韓国大使館文化広報院)で開かれた講演で 「食糧不足で1月中旬以後、北韓全域で餓死者が発生している」と明らかにした。

北韓では昨年11月の貨幣改革以後、食糧価格がほとんど45倍にも上がったと伝えられている。法輪僧侶は 「貨幣改革の目的は、社会主義経済構造への復帰だったが、配給はできずに流通だけが途切れたために全ての供給が中断された」として 「格別の対策がなければ3~4月に餓死事態はより一層深刻化する」 として人道的次元の対北韓食糧支援の必要性を提起した。

法輪僧侶はこの間‘良い友だち’等を通じて、北韓住民の人権・難民保護活動と内部情報を伝えるなどの活動を繰り広げてきた。

現在、北韓では食料事情が最も良い地域である平壌と会寧でも配給が中断されたり減量されており、地方住民たちはおかゆで延命し、大部分が栄養失調状態と彼は伝えた。食糧難が深刻化し党中央経済政策検閲部は1月一ヶ月間に全国的に住民実態調査を実施したが、‘飢えて死ぬ直前’という報告が5660件余り,‘飢えて死んだ’という報告が2000件余りに達したと法輪僧侶は伝えた。中央党は実態調査後の去る1月31日から市場を臨時に許し、保安当局にも‘市場と食糧取り締まりはしないこと’を指示したと伝えられている。

法輪僧侶は北韓住民たちの暮らしが極度に難しくなり、「住民たちの思想的動揺が激しくなった」と伝えた。彼は「(住民たちが)国家が暮らしに何の助けも与えず、政策の誤りで皆が死ぬことになったと考え、‘政治体制が問題’という不信を強く持つようになった」と話した。

‘良い友だち’は1996年12月、我が民族そ相互助け合い仏教運動本部として出発し、99年社団法人に切り替え、民族和解と協力,対北韓人道的支援,北韓脱出難民の人権改善などの活動で平和統一に寄与することを目的とする民間統一運動団体だ。

ワシントン/クォン・テホ特派員 ho@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/408444.html 訳J.S