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麗水(ヨス)エキスポ, 土木博覧会?

登録:2010-03-06 08:46

原文入力:2010-03-05午後07:53:25(1716字)
海展示場‘ピゴ’計画より数十倍 拡大
創意性無視した大企業中心 ターンキー方式 建設
カン・ドンソク委員長‘独善的運営方式’俎上に

キム・ヨンギ記者

←麗水エキスポ セメント サイロ.

麗水世界博覧会(麗水エキスポ)組織委員会がカン・ドンソク(72)委員長の事業推進方式を巡り深刻な内紛を起こしている事実が5日、遅れて知らされた。

エキスポ事業施行初期に基本計画を作ったピョン・チャンフム教授(世宗大)等‘M.P.(Master Planner)団’(外部専門家グループ)の専門委員7人の内、5人はカン委員長が自分たちの意見を無視し主要事業を独断的に推進していると批判する内容の‘意見書’を出した後に最近退いた。

‘生きている海,息づく沿岸’を主題に2012年5月に開かれる麗水エキスポは大田に続き我が国で開催する2番目の世界博覧会機構(BIE)公認エキスポで、総事業費2兆1000億ウォンをかけ全南麗水新港一帯で行われる。

■文化行事もターンキー発注?
葛藤の発端は事業推進方式から始まった。M.P.団は若い建築家たちの創意的発想で事業を推進するという計画をたてたが、昨年6月に就任したカン委員長は主要事業の設計・施工・撤去を全て一ヶ所にまとめて任せる一括発注(ターンキー)方式を選んだ。これに伴いエキスポ組織委は1300億ウォン規模の海展示場‘ピゴ’(big ocean)事業を最近、調達庁にターンキーで発注依頼した。

この事業にはカン委員長の指示により400億ウォン規模の文化行事‘ニューメディアショー’が新しく含まれた。調達庁関係者は 「ニューメディアショーの性格が工事にあたるか不明で、分離発注を検討している」と話した。国家契約法施行令によれば‘工事’でない場合、分離発注をすることとなっている。

これと関連してカン委員長は5日<ハンギョレ>との通話で 「ターンキー発注は大型建設会社と展示演出業者が共同で参加し大型海上工事に対する信頼性と短い工期などを充足させられる最善の方案であり、何回も会議を通じて結論を出したこと」として「ニューメディアショー施設の部分を別途発注しても、事業の性格上、施設工事を一緒にしなければならないため結局、ターンキー発注で行くほかはない」と話した。

しかしM.P.団側専門家たちはピゴ事業が結局、建設業者の標準化された建築物となることを憂慮している。M.P.団のある専門委員は 「ターンキー発注では博覧会の趣旨に適う創意的な建築物を作りにくい」とし「M.P.団は創意的なアイディアを持った建築家たちが参加できる発注方案を用意しようと要請したが拒否された」と話した。

■M.P.団の集団反発
M.P.団の専門委員7人の内、5人は昨年末‘M.P.団の役割に関する意見書’を作成し、カン委員長に送った。直接的な発端はカン委員長がこれに先立ち 「専門委員や諮問委員などが時間や意思決定に邪魔になれば、今日にでも解職すれば良い」 と発言したところから始まった。
これらは当時意見書で 「M.P.団や諮問委員たちを組織委の意思決定を邪魔する人々と罵倒する状況で、その経緯を明確に解明しM.P.団の地位と役割に対して明らかな立場を明らかにしない場合、M.P.団の役割を中断する」と明らかにした。これに対しカン委員長は 「M.P.団が話をすれば組織委職員たちが拒否できない雰囲気が形成されていた。それで職員に主人意識を持って自信を持って判断しろとの意味でそのように言ったまで」と解明した。

去る2月末に任期が終わった専門委員4人は、組織委が再委嘱をしなかったため結局退いた。組織委関係者は「事業の基本計画樹立段階が終わったので、M.P.団よりは部門別専門委員を置き活用する計画」と話した。

キム・ヨンギ記者 ykkim@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/408423.html 訳J.S