原文入力:2010-03-05午後09:14:14(1359字)
イ大統領 大邱で‘TKなだめ’…大邱
ファン・ジュンボム記者
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李明博大統領は5日 「大邱・慶北がどんな地域だからと常に被害意識を持ち損をすると考えるのか理解できない」と話した。
イ大統領はこの日、大邱市庁で開かれた大邱市・慶北道業務報告で「近ごろ世宗市ができると大邱・慶北が難しくなる,損をすると言っている」として、このように明らかにした。またイ大統領は「(世宗市のために大邱)先端医療複合団地もみな奪われるのではないかと言うが、なぜ心配するのか」として「これは本当に不思議だ。とうてい理解できない」と話した。
イ大統領のこの日の発言は世宗市修正推進にともなう大邱・慶北の逆差別憂慮をなだめようとする意と解説される。大邱・慶北はイ大統領の出身地であり、ハンナラ党の票田なのに、各種世論調査で‘世宗市修正で他地域が逆差別にあう’という意見が‘そうではない’という意見より優勢だ。最近ではイ・ドングァン大統領府広報首席の‘大邱・慶北 卑下発言論難’まで起きて世論が悪化した状態だ。
イ大統領は昨年世宗市論難に火が付いた後、9月,12月に続く3ヶ月ぶりのこの日、大邱・慶北訪問で故郷に格別の愛情を表わした。慶北,浦項出身のイ大統領は 「他の地域に行けば人々が‘李明博大統領’と大声を出すのに、ここはそのまま‘李明博’」として 「やはり故郷に来た感じが違うんだなと思う」 と話した。
イ大統領は 「地域発展は政治論理ではない」とし「ひたすら地域発展のために皆さんが力を合わせなければならず、力を合わせた大邱・慶北は大韓民国の大きな軸」と強調した。また「大邱が内陸,盆地という思考を脱け出さなければならない」として「その中で相手方,わが方と分かれれば、どうして発展できるか」と話した。
イ大統領は加えて「私は自治体長も仕事ができる人を支援したい。できる人,可能性がある所に(支援が)与えられなければならない」として「発展しようとするなら頭の中から政治的計算をみな捨てろ」と注文した。
イ大統領はこの日、大邱に研究・開発(R&D)特区指定という贈り物も与えた。イ大統領は「R&D特区は(世宗市)科学ビジネスベルトと連係した大邱・慶北地域の特化された発展戦略として、大韓民国の源泉・応用・産業技術の拠点の役割をすることになる」 として大邱と光州を研究・開発特区に指定する行政的準備作業に着手しろと関係部署に指示した。大邱と光州が最近知識経済部に公式申請した研究・開発特区指定を事実上確定したわけだ。
イ大統領は 「R&D特区が立てられれば、我が国のソフトウェア中心地であり先端産業団地として跳躍することになる」としつつ「一旦、始めれば大きな企業が入ってくることになる。始まったら半分終わったも同然だ。自信を持ってやりなさい」と頼んだと、キム・ウンヘ大統領府報道官が伝えた。
ファン・ジュンボム記者 jaybee@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/408447.html 訳J.S