原文入力:2010-02-26午後09:17:57(919字)
ハン・ミョンスク前総理 公判準備期日…裁判所 "納得がいかない"
パク・ヒョンチョル記者
‘龍山惨事’事件裁判で裁判所の捜査記録公開決定に従わなかった検察が、ハン・ミョンスク(66)前国務総理の裁判でも裁判所の捜査記録提出要求を拒否した。
検察はソウル中央地裁刑事合議27部(裁判長 キム・ヒョンド)審理で26日に開かれた公判準備期日に先立ち、裁判所が要求したクァク・ヨンウク(70・拘束起訴)前大韓通運社長の証券取引法違反嫌疑内査記録の提出を拒否した。検察は「裁判と関連がなく証言を妨害する恐れがあり、マスコミの報道でクァク前社長の名誉が毀損されかねない」という理由を挙げた。
これに対し裁判所は「弁護人らは内査事件無嫌疑処分の代価としてクァク前社長が‘ハン前総理に5万ドルを与えた’という陳述をしたのではないかという疑いを抱いている」とし「これを解消しなければならないのに、公開を拒否するというのは納得できない」と明らかにした。ハン前総理側ペク・スンホン弁護士も「防御権保障のために必要な資料であるだけで、クァク前社長を侮辱したり証言を妨害するためのものではない」と反論した。
この日、法廷に出てきたクァク前社長は「私と関連したまた別の内容が公開されることを望まない」と話した。検察はクァク前社長が引き出した会社の資金で未公開情報を利用して大韓通運株式を取り引きしたという疑惑を調査した後、無嫌疑処分を下し、これと関連して検察とクァク前社長の‘取り引き説’が出回った経緯がある。
一方、検察はこの日チョン・セギュン(60)民主党代表を証人として申請した。チョン代表はクァク前社長とハン前総理の総理公館昼食会に参加したと発表されたが、検察調査を受けはしなかった。次の公判準備期日は3月4日であり、初公判期日は3月8日に決められた。
パク・ヒョンチョル記者 fkcool@hani.co.kr
原文: 訳J.S