原文入力:2010-02-25午後09:16:40(1837字)
跛行する委託事業審査
イ・ジェソン記者,キム・ギョンホ記者
←ウェブマガジン<ズーマネ(zoomanet)>代表であり映画<ある個人の日>を演出したイ・スクキョン氏が去る22日、新しい独立映画専用映画館の光化門シネマル ミロスペースの前で1人示威を行っている。独立映画専用映画館運営者不公正選定に抗議する独立映画監督らの上映拒否宣言に参加したこの監督は、シネマルが事前通報なしに自身の映画を上映することを糾弾し上映中断を要求した。 キム・ギョンホ記者 jijae@hani.co.kr
委託事業, 親政府団体に渡そうと
規定違反・会議録操作 疑惑
映像センター・独立映画館など
‘彼らだけの運営’副作用
独立映画専用映画館,映像メディアセンターなど映画振興委員会(映振委)委託事業公募審査と関連した疑惑が相次いでいる。映画監督らの場合、ボイコット宣言に続き1人示威を行うなど反発も大きくなっている。
←去る2年間の文化部主要事件・事態チェ・ムンスン民主党議員は去る21日、報道資料を通じ "映像メディアセンター委託事業公募審査施行細則によれば、審査委員の3分の2が賛成(5人中4人賛成)して可決される懸案を3対2で可決しておき、その後にこの事実を発見した映振委が全員一致で会議録を操作した」とし「今回の公募結果は無効であり会議録を操作した関連者らは刑事処罰を受けなければならない」と主張した。
チョン・ジョンベ民主党議員は映振委が映像メディアセンター事業者として親政府団体である市民映像機構を選定するために審査規定に違反したと主張する。1次書類審査で候補者を3倍数以内に減らし、2次審査でこれらを相手に面接を進行するべきなのに、市民映像機構の書類が不十分な点を見逃してあげるために1次で書類審査と面接を同時進行したということだ。民主党は監査請求等を通じ最後まで真相を明らかにするという態勢だ。これに対し映振委は 「言論などで1次会議録と主張する資料は実務者が臨時に作成中だった草案」として「討論過程で3人の賛成と2人の反対があったが、最終選定過程で全員一致で決定された」と解明した。また「1次書類審査段階で支援団体全てを面接対象者として選定したのは、公募申請団体が多くなく皆に機会を与えようとしたまで」と説明した。
韓国多様性映画発展協議会(韓多協)が運営を始めた新しい独立映画専用映画館シネマルは‘ジャスト ザ ピギニング,1+1=! 映画祭’を開いているが、チェ・ゴンジェ韓多協理事長と親しい間柄であり、韓多協顧問のホ・ウンド ウイードシネマ代表が輸入した映画が相当数を占めており、陰口を産んでいる。独立映画を一本見れば芸術映画も一本無料で見られるようにするという趣旨だが、‘独立映画専用映画館ではなくウイードシネマ専用映画館か’という皮肉が出ている。チョ・ヨンガク ソウル独立映画祭執行委員長は「独立映画専用映画館は劇場で封切りしにくい韓国独立映画に封切り機会を与え、観客が接することができるようにするために作られたものなのに、特定映画会社が2~3年前に封切りした映画で満たすことは設立趣旨に外れる」と批判した。
当初この映画祭に参加することにしていたミン・ビョンフン,ナム・キウン監督は事業者選定過程の不公正性と不当性が提起され、自分たちの映画を上映しないでくれとシネマル側に通知した。シネマル側はこれらの映画の代わりに映振委傘下の韓国映画アカデミー長編製作研究過程映画を上映しているが、これに対する監督たちの反発も少なくない。去る22日<ある個人の日>のイ・スクキョン(写真)監督を始め、24日まで長編製作研究過程で映画を発表した監督全員がシネマル前で "監督の同意なき無断上映" に抗議する1人示威を行った。
一方、去る18日に締め切ったシネマテーク専用映画館運営者選定公募には誰も申込書を出さなかった。現在シネマテーク専用映画館運営者のソウルアートシネマは拙速・跛行で進行される公募には参加しないと明らかにした状態だ。
イ・ジェソン記者 san@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/406793.html 訳J.S