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いよいよ幕が上がった‘スマートフォン春秋戦国時代’

登録:2010-02-23 17:01

原文入力:2010-02-23午後01:53:40(1960字)
世界的携帯電話製造業者 新製品競争 予告
OSと性能・価格多様な機器あふれそう

キム・ジェソプ記者

去る15~18日スペイン,バルセロナで開かれたモバイル ワールド コングレス(MWC)は今年多様な性能・大きさと価格帯のスマートフォン新製品がどっとあふれることを予告した。三星電子とLG電子,ソニーエリクソン,モトローラ,HTC等、世界的な携帯電話製造業者がスマートフォン新製品をお披露目し、まもなく市場に出すと明らかにした。携帯電話製造業者とスマートフォンOS開発企業等が合従連衡し勢力争いを行うこともスマートフォン新製品発売とマーケティングを加速化するものと見られる。使用者側から見ればそれだけ価格,性能,機能,形により選択の幅が広がるということだ。

我が国の使用者側から見る時、最も関心を引くのは三星電子の‘パダフォン’だ。三星電子が開発したスマートフォンOS‘パダ(海)’を搭載しており、来る4月から55万ウォン(出庫価格)でSKT加入者用に先ず供給される予定だ。チェ・ジソン三星電子社長までが立ち上がり 「パダフォンでスマートフォン大衆化時代を開く」と明らかにしており、途方もないマーケティングが後に続く展望だ。大きさ8.3㎝の‘スーパーアモールド’画面と1GHzチップなどを装着したパダフォンは報道機関と一般観覧客からも好評価を受けた。三星電子はアプリケーションの不足部分に対しても解決策を提示した。アンドロイドストアとアップル APPストアの人気コンテンツ開発者らと交渉し、パダフォン使用者も該当アプリケーションとコンテンツを利用することができるようにすると明らかにした。三星電子は‘マルチOS’戦略により、グーグルの‘アンドロイド’を搭載したスマートフォンも多様に披露した。3月から発売される予定だ。三星電子はプロジェクターを装着したアンドロイドフォン‘ハロー’も公開した。大きさ9.3㎝のスーパーアモールド画面とアンドロイド2.1OSを搭載し、800万画素級デジタルカメラを付けた。3分期に発売される予定だ。三星電子は今年下半期にはマイクロソフト(MS)が今回の展示会で発表した‘ウィンドフォン7’OSを搭載したスマートフォンも出す計画だ。

ソニーエリクソンは‘エクスペリアX10’シリーズを含め5種のスマートフォンをお披露目した。モンスターフォンとも呼ばれるエクスペリアX10はQualcommの1GHzスナップドラゴン プロセッサー,大きさ10.1㎝の画面,810万画素級カメラをそろえソーシャル ネットワーク サービス機能に特化された使用法を備えた。エクスペリアX10ミニはクレジットカードと似た大きさ(83×50×16㎜)と僅か88gの重さで携帯性を高めたアンドロイドフォンだ。画面の大きさは6.4㎝(2.55インチ)だ。ソニーエリクソンは高画質動画撮影に特化されたスマートフォンである‘Vivaz'と,Vivazにqwertyキーボードをスライディング方式で付けた‘Vivaz pro’も展示した。各々810万,510万画素級カメラと大きさ8.1㎝の画面,720MHzプロセッサーを搭載し、OSはノキアのシムビアンを搭載した。

モトローラは`チ’(QUENCH)という名前のアンドロイドフォンを展示した。モトローラの‘Moto Blur’ミドルウェアを搭載しソーシャル ネットワーク サービスを便利に利用できる。大きさ7.8㎝の画面と500万画素級カメラ,音声検索,FMラジオなどの機能を備えた。グーグルのネクサスワンを作った台湾のHTCもアンドロイドフォンの新製品を披露目えした。今回の展示会ではこの他にも個人用コンピュータ製造業者として知られるエイサーとアススが夫々のアンドロイドフォンを披露し、日本の東芝も披露した。LG電子も3種のスマートフォンをビジネス パートナーだけに公開し国内でも早ければ4月から発売すると明らかにした。

今回の展示会に出品されたスマートフォンは、まもなく我が国にもお目見えするものと見られる。ハ・ソンミンSKT移動通信部門社長とピョ・ヒョンミョンKT個人顧客部門社長などが各々役職員らを同行し展示場を訪ね、スマートフォン新製品を見て回り製造業者側とビジネス ミーティングを持った。SKTは今年スマートフォンを12~13種供給すると明らかにした経緯がある。

バルセロナ/キム・ジェソプ記者 jskim@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/economy/it/406215.html 訳J.S